『今日好き 春桜編』4話ーーマリサ「めっちゃ好きやで!」 最後のアピールタイムで大逆転となるか?

『今日好き 春桜編』4話レビュー

 最後は、ひかる×みやびの2ショット……なのだが、みやびの表情は今までになく思い詰めたようなもので、ひかるも「どうしたの?」と思わず心配するほど。悩みの原因はもちろん、自身の恋の行く末だろう。そんな不安を抱えながら、みやびは「これで最後かもしれないじゃん?」と、この日の思い出を忘れないために、ベンチに腰掛けてそっと手を繋ぎ、目の前の波の音を聞くことを提案する。

 すると、みやびが急接近! ひかるの肩にそっと頭を預けて、さざ波の音に静かに想いを馳せる。最後こそ「ずっと一緒にいたい」「みやびは、ひかるくんのこと好きだよ」と語りはしたが、この数分間、彼の肩からじっと離れない様子が、彼女の行為の本気度を何よりも示すようだった。

 ここで、“最後のアピールタイム”は終了。この時点で、みやびから2ショットの指名をされていないはるみ(星野晴海)はカップル不成立が濃厚なのだが、なんとか最後に彼女を振り向かせたいという願いで、男子側から女子を誘うことに。

 決死のアピール方法は、自身の得意とするピアノ演奏。ショパン「革命のエチュード」を情熱的に届けると(これには、選曲のクセに強さにみやびもやや戸惑い気味だったが)、番組のテーマソング「私を好きになってくれませんか」を耳コピで少しだけ披露。最後には「僕のことを好きになってください」と、みやびの心変わりを引き寄せようとするはるみだった。

 次回はいよいよ、運命の告白回。注目はやはり、ひかる×みやび×みゆと、りおん×にいな×マリサの三角関係だろう。はたして何組のカップルが成立し、何人のメンバーが笑顔で旅を終えられるのだろうか。今から気になって仕方がない。

■一条皓太
出版社に勤務する週末フリーライター。ポテンシャルと経歴だけは東京でも数少ないシティボーイ。声優さんの楽曲とヒップホップが好きです。Twitter:@kota_ichijo

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