彼女と撮ったショートムービーが1000万円に……Snapchatがクリエイターに1日1億円を支払う

Spotlightの1日1億円プログラム

 現在Snapchatの新ショートムービー機能「Spotlight」のトップクリエイターたちに、1日総額1億円が支払われている。

 昨年の11月以降、Snapchatは、ショートムービー機能「Spotlight」で視聴回数の多いトップクリエイターたちに、1日100万ドル(約1億870万円)を支払うプログラムを展開している。この試みは、同社のライバルであるTikTokを抑え、「Spotlight」で活躍するクリエイターを増やすことを目的としている。現在「Spotlight」は、月間1億人以上のアクティブユーザーを抱え、1日あたり17万もの新規動画が投稿されている。Snapchat全体では、昨年第4四半期の時点で、世界中に1日2億6,500万人ものアクティブユーザーがいるという。

 「Spotlight」はリリース後、1億1,000万ドル(約120億円)以上をクリエイターに支払ってきた。その恩恵を受けている1人が、22歳のエヴァン・アルベルト氏だ。

 米メディア『CNBC』によると、コンテンツクリエイターとして活動するアルベルト氏は、ある日の夕食時にガールフレンドと簡単なムービーを撮って投稿した。すると2週間後、彼はそのムービーが94万ドル(約1020万円)を稼いだという通知を受け取ったという。

 それ以来アルベルト氏は、毎日20〜40本の動画を投稿するようになり、3月18日の時点で約90万ドル(約9780万円)を稼いでいる。手品やチャレンジ動画、ゲームの宣伝動画などを投稿しており、チャンネル登録者数は11万人以上だ。

 Snapchatによると、2020年11月以降、彼以外にも、何人かのクリエイターがサービスを通じて億万長者になったという。

 Saratiとして知られる25歳のコンテンツクリエイター、サラ・キャラハン氏もまた、サービスの恩恵を受けた1人だ。72万を超えるチャンネル登録者数をもつキャラハン氏は、流行ネタやフィットネスなどの動画を上げ、これまでに163万ドル(約1億7700万円)を稼いだと『CNBC』に語っている。

 彼女は「『Spotlight』では、誰もが何でも自由に表現できるようになる。投稿すればするほど、より多くのお金を稼ぐことができる」と述べた。そして「すべてのクリエイターは、一貫してビジネスとしてやっている」のだという。

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