Twitterが画像のフルサイズ表示を検討中 過去にはトリミングによる人種問題も

Twitterが画像のフルサイズ表示を検討中 過去にはトリミングによる人種問題も

 3月11日、Twitterは画像のプレビュー画面の変更を検討中だと発表した。

 Twitterのチーフデザインオフィサー、ダントリー・デイビス氏は、現在iOSおよびAndroidユーザーの小グループに対して、テストを行っていると自身のTwitterに投稿した。“正確なプレビュー”を提供するため、どのサイズの画像も、トリミングなしで全体表示する仕様を検討中だという。

 現在の仕様では、縦長の画像を投稿する際、同社独自のアルゴリズムによって、画像の一部のみがプレビュー画面として表示される。しかしこのアルゴリズムが、しばしば問題を引き起こしてきた。

 昨年9月、TwitterユーザーのTony “Abolish ICE” Arcieri氏(@bascule)が、米国の上院議員、ミッチ・マコーネル氏と、元米大統領バラク・オバマ氏の写真を縦長に配置した2枚の画像を投稿した。1枚目はマコーネル氏が上、オバマ氏が下に配置され、2枚目はその逆だ。しかしどちらも、マコーネル氏の写真をプレビュー画面に表示した。この結果に、「プレビュー画面のアルゴリズムは、黒い顔よりも白い顔を好む」と、議論を呼ぶ展開となった。

 その翌日にはTwitterのコミュニケーションチームメンバー、リズ・ケリー氏が、「Twitterのテストにおいて、人種や性別によるバイアスの証拠は発見されなかった」と否定。それでも、「より詳細な分析が必要なことは明らかだ」とし、「全ての人が確認し、納得できるよう、私たちの仕事をオープンにしていく」と語った。

 新機能が実装されれば、1枚で投稿されるほとんどの画像はトリミングされず、そのまま表示されるという。そして極端に縦長、もしくは横長の場合、画像中央を切り取る仕様となるそうだ。

 この変更によって、トリミングのバイアス問題が解決されるだけでなく、アーティストや写真家など、作品を発表する人たちにもポジティブな影響を与えそうだ。

 しかし今のところ、新機能実装の可否や時期など、詳細は明かされていない。Twitterからの続報を待とう。

(画像=Twitter Supportより)

■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

〈Source〉

https://www.theverge.com/2021/3/10/22323298/twitter-image-cropping-preview-problematic-racial-bias-testing-fix
https://techcrunch.com/2021/03/10/twitter-cropped-image-previews-test/
https://twitter.com/dantley/status/1369682375668424707

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