スケルトンカラーの“Nintendo Switch風ゲームコンソール”が登場

透明の“Switch風ゲーム機”登場

 コロナ禍による巣ごもり需要や『あつまれ どうぶつの森』(あつ森)の大ヒットもあり、記録的な販売が続いているNintendo Switch。在庫不足で海賊版が勢いを増しているが、2021年には新型のNintendo Switch Proがリリースされる可能性も伝えられている。PS5対Xbox Series Xのコンソール戦争が火蓋を切った2020年末のバッティングは回避したが、ここにきて意外なライバルが現れた。

高性能だが厚ぼったく、バッテリーが長持ちしないのが難点

 Nintendo SwitchサイズのゲーミングPCが実現に近づいていると、『The Verge』が報じている(参考:https://www.theverge.com/circuitbreaker/2021/1/18/22237379/aya-neo-gpd-win-3-nintendo-switch-gaming-pc-handheld-specs-comparison)。

 5.5インチのGPD Win 3と7インチのAya Neoが、生産に向けてクラウドファンディングを行っているのだ。

 GPD Win 3は、小さなバックライト付きキーボードを表示するスライドアップ画面で、手のひらサイズのパームトップPCといった風で、価格は799ドル(約8万円)から。iPhoneが初めて登場する1年前の2006年に、ソニーが市場にリリースしたSony Vaio VGN-UX seriesからからインスピレーションを得ていると言われている。GPD Win 3は、Windows 10コンピューターのように使用することも可能だという。

 一方、Aya Neoは形状、サイズ、ボード上の厳密なゲームコントロールで任天堂のコンソールに一致させようとしており、価格は699ドル(約7万円)から。

 CPUはGPD Win 3が「15-28W Intel i7-1165G7」か「i5-1135G7 (4C8T)」、Aya Neoが「10-25W AMD Ryzen 4500U (6C6T)」。ストレージはGPD Win 3が「1TB NVMe SSD」、Aya Neoが「512GB NVMe SSD」だ。RAMはともに「16GB LPDDR4x 4266」。GPUはGPD Win 3が「Intel Iris Xe (96EU or 80EU)」、Aya NeoがAMD Vega 6となっている。

 いずれのコンソールも高品質のグラフィックス性能を備えており、高いパフォーマンスを発揮すると見られている。

 バッテリー持続時間は、GPD Win 3が2〜3時間、最長6時間となっているものの、重いゲームでGPD Win 3が1.5時間以上、Aya Neoが2〜3時間とされる。ちなみに、Nintendo Switch新モデルは4.5時間~9.0時間となっている。

 重量はGPD Win 3が0.56kgで、Aya Neoが0.65kg。Nintendo SwitchはJoy-Con付きで0.398kgだ。Nintendo Switchと比較してプレイ可能な時間が短く、ボディーが分厚く、ずんぐりとしているのが難点ではある。

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