『Makuake』が米国『Indiegogo』と業務提携 国境を越えたクラウドファンディングが可能に

『Makuake』が『Indiegogo』と業務提携

 ​アタラシイものや体験の応援購入サービス『Makuake(マクアケ)』を運営する株式会社マクアケが、米国のIndiegogo, Inc.が運営する世界最大級のクラウドファンディングサービス『Indiegogo(インディゴーゴー)』と業務提携し、日本企業および欧米企業がそれぞれの地域に進出する際の相互サポートを行うことを発表した。

業務提携の背景

 『Makuake』は、「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げ、『Makuake』でのプロジェクトの成功だけでなく、伊勢丹新宿店をはじめ約10店舗の流通パートナーと連携した「Makuake SHOP」の展開など商品を世の中に広げていくためのサポートにも注力している。

 日本国内にとどまらず海外進出を希望する実行者も増えていることから、2018年には韓国最大級のクラウドファンディングサービス『Wadiz』と、そして2019年には中国のアリババグループAlifishが運営する『造点新貨』や台湾を拠点とするECプラットフォーム『citiesocial』およびECサイト『uDesign』などの海外企業と業務提携し、相互紹介を行ってきた。

 『Indiegogo』は、237の国と地域から月間約1800万人が集まる世界最大級のクラウドファンディングプラットフォーム。これまで90万を超えるプロジェクトが起案され、累計で約2100億円を超える支援を集めた実績を持つ。「グローバル市場への参入を希望する企業をサポートし、日本と欧米の異なる市場間でもスムーズに新しいものが生まれ、広がるように両社でサポートしたい」という考えが一致し、業務提携に至った。

 さらに、本提携では『Makuake』利用企業の海外進出支援のため、昨年末より「Indiegogo」と連携している「JETRO(日本貿易振興機構)」も共同でサポートを行う。(※1)

業務提携の概要

 今回の業務提携では、欧米でのビジネス展開を希望する『Makuake』のプロジェクト実行者に『Indiegogo』を紹介。『Indiegogo』でのテストマーケティングを通して欧米市場での実績をつくることで、認知度向上や一般販売後の販路拡大が期待できる。

 一方で『Indiegogo』で成功した事業者を『Makuake』に紹介し、日本市場への参入のサポートも実施する。

 『Makuake』には海外企業の日本市場進出をサポートする専門チームがあり、海外のプロジェクト実行者に対し日本国内での最適なPRやマーケティングの手法などを、これまでのプロジェクト実績やキュレーターの知見をもとにアドバイスしている。当チームは、本提携で『Indiegogo』から紹介を受ける海外の実行者の挑戦に対しても、よりプロジェクトの成功に導けるよう支援しいくとのことだ。

※1 JETROとIndiegogoの海外進出支援「Japan Fast Track Program Plus」概要:
https://www.jetro.go.jp/services/indiegogo.html

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