越智ゆらの&小南光司に聞く、Twitterドラマ『はつ恋とビー玉 』の撮影秘話 「ステップアップした状態で再共演できて嬉しい」

『はつ恋とビー玉 ~10 の約束~』インタビュー

 東京23区内初のTwitterドラマとして『はつ恋とビー玉 ~10 の約束~』が配信されることが決まった。

 天王洲アイルで育った幼馴染み・優希(ゆき)と武流(たける)の2人の初恋をみずみずしく描いた本作で、ダブル主演を務める越智ゆらのと小南光司に撮影秘話について聞かせてもらった。(楳田佳香)

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ーーお二人はこの作品の前からお仕事でご一緒されたことがあるようですが、今回ドラマで共演されることが決まって以降、お互いの印象に変化はありましたか?

越智ゆらの(以下、越智):『Popteen』という雑誌で専属モデルをやらせていただいていた時に、メンズモデルとして小南さんが参加していた時は本当に“The友達”って感じでした。だから今回のドラマのお話をいただいた時に、相手役が小南さんだと聞いて、正直「やりにくいかもしれない」と思ったんですよ(笑)。

 異性の友達と、お芝居であれ恋愛模様を描くっていうのはなんだか恥ずかしいじゃないですか。だから自分がちゃんと相手のことを好きになってお芝居できるかも含めすごく不安でした。


 でも、現場に入ったら監督さんもスタッフさんも皆さん本当に温かくて、彼もすごく気を遣って楽しませてくれていたみたいで。私はそれには気づかなかったんですけど(笑)。あっという間に撮影が終わって、今となっては一緒にできてよかったなと思います。

 小南さんとは、これまでは真面目な話をしたことがなかったんですけど、今回ロケバスの中でお互い台本を読み合わせたり、色々打ち合わせをしながら「こういう真面目な話もできるんだな」って思いましたし、信頼関係も築けた気がします。

小南光司(以下、小南):僕は一緒にモデルをやってた仲間とこうしてお芝居の場で共演することになって嬉しかったです。モデルのお仕事にも誇りを持っていましたが、さらにステップアップして一歩上に上がった段階で出会えたのが良かったです。一緒に仕事をするのは4年ぶりだったのですが、久々に会って、昔の空気感もまだ残っていながらも新鮮で。このストーリーの武流と優希も同じような状況なので、お互いの関係性も含めて脚本自体が当て書きなんじゃないかと思うくらいハマっていたので、演じやすい部分はありました。

ーー“Twitterドラマ”ということで短時間でストーリーがどんどん進展していく作品だと思いますが、演じる際に苦労したことはありましたか?


小南:最初に監督から「今回はTwitterドラマで、1話2分程度の時間の中で、感情の高まりに関係なく、話の展開に合わせて早めに進めていってもらうかもしれません」と言われていて。覚悟はしていましたが、新しい感覚でした。「間」を詰めたり、自分の感情の立ち上げのスピードを速くして台詞を言ったり、尺の関係で自分の中で感情を組み替え直して自身が納得いくように心の調整をしたりして、すごく良い経験になったと思います。

越智:私は片想いをする役柄ではあるのですが、作中では基本的には武流がリードしてくれることでお話が進むので、そういう苦労はなかったです。

――今回の作品は“初恋”が題材ですが、お二人の初恋エピソードを教えてください。


小南:初恋は4歳の時、相手は幼稚園の先生でした。年長になった時に先生の左手の薬指にキラリと光るものが現れて、先生に聞いても教えてくれなかったので、家に帰って両親に聞いてみたら「先生ね、園長先生の息子さんと結婚したんだって」って。幼稚園にして初恋と失恋を同時に経験しました。“園長先生の息子”ってところがリアルですよね(笑)。

越智:小学校2年生の時に同じクラスだった男の子に初恋をして、互いの家を行き来するくらい仲の良い関係でした。でも、仲が良過ぎたからクラスを離されちゃって、6年生の時にやっと同じクラスになれて告白されたのですが、周りの目を気にして私がフッてしまいました。

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