トイレで健康管理ができる? TOTOがCES2021にて「ウェルネストイレ」を初表明
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TOTOは、初のオンライン開催となる世界最大規模の技術見本市「CES2021」へ出展。トイレで健康管理ができる「ウェルネストイレ」についてのコンセプトを初表明した。
アメリカのCTA(Consumer Technology Association)が主催する「CES」は、先進的な技術やイノベーターの発表の場として、グローバルに注目されている展示会だ。例年、アメリカ・ラスベガスで開催されていたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な感染拡大をうけ、今年は全てオンライン開催に。TOTOは2016年より出展し、今回で6回目となった。
CES2021 TOTOのキービジュアル
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TOTOは、1917年の創立以来、トイレなど水まわり設備機器メーカーとして100年に渡って取り組んできた、衛生・清潔・快適な生活に貢献する技術革新を世界に広めていくことを、「TOTO CLEANOVATION」のメッセージで訴求。さらに、今回 “健康”という新たな生活価値創造をめざすウェルネストイレの取り組みを初表明し、出展コンセプトを「Hello, I’m your Wellness Partner.」と掲げた。
「TOTO CLEANOVATION」では、新型コロナウイルス感染拡大がもたらしたニューノーマルにおいて衛生・清潔への意識が高まる中、TOTOが従前より取り組んできた「TOUCHLESS(非接触)」、「WASHLET※2」、「CLEAN SYNERGY」を、アメリカ市場含め世界に広げていくことを訴求する。
初表明となるウェルネストイレの取り組みでは、特別な操作や装置は不要で、普段どおりにトイレを使うだけでさまざまな健康指標をモニタリングし、健康状態に応じたリコメンドをスマートフォンのアプリに届けるという基本コンセプトを紹介。ウェルネストイレの実現にむけて、世界のスタートアップ企業や研究機関とオープンイノベーションで取り組んでいる。
※1:アメリカ東部標準時
※2:「WASHLET」「ウォシュレット」は、TOTO株式会社の登録商標である
ウェルネストイレの取り組み
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ウェアラブルデバイスなど、健康状態を確認するためのツールはさまざまあるなかで、日常的な生活習慣の中で確認できるトイレは、人々の健康をサポートするのにより便利で最適なスペースであると位置付けた。排泄時には自然と衣服を脱ぐため、トイレの便座と皮膚が接する、独特のタッチポイントがあり、加えて、排泄物そのものから、さまざまな健康データが得られる可能性があると考えている。
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TOTOがめざしているウェルネストイレは、いつものように座って用を足すだけで、体の状態をスキャンし、健康に関するリコメンドを返してくれるもの。健康チェックのために特別な動作をしたり、身に付けたりする必要がなく、ただトイレを使うだけで、スマートフォンのアプリにリコメンドが届くようになるという。
また、「デザインと機能の高度な融合」をめざし、ノイズレスデザインを極めてきたTOTOは、ウェルネストイレにおいてもノイズレスをめざす。健康チェック機能のために凹凸や隙間が発生し、トイレが汚れやすくならないようにデザインを施すとのことだ。