後藤真希×辻希美コラボに見た“モーニング娘。黄金期”の力 2021年のYouTubeを席巻する一大勢力に?

 2020年のクリスマスに、スペシャルな“踊ってみた”動画が実現した。

 元モーニング娘。の後藤真希と辻希美が12月25日、それぞれの公式YouTubeチャンネルにコラボ動画を公開。辻のチャンネルでは、後藤が参加していたモー娘。のグループ内ユニット・プッチモニのクリスマスソング「ぴったりしたいX'mas!」の“踊ってみた”に挑戦。サンタコスを着用してパフォーマンスをする2人に対して、コメント欄には「33歳と35歳には見えん」「この2人の肌年齢が実年齢の20歳以上も若く見える」など、称賛の声が集まった。

]【コラボ】ごっちんとプッチモニのぴったりしたいX'mas!を踊ってみた【後藤真希ちゃん】【サンタコス】

 一方、後藤のチャンネルでは、モー娘。9枚目のシングル「ハッピーサマーウェディング」に当時の衣装でチャレンジ。同曲がリリースされたのは2000年。現在35歳の後藤が14歳、33歳の辻が12歳の時だ。その間に2人はアイドルを卒業し、結婚・出産も経験している。にもかかわらず、体型・ビジュアルが目立って劣化するようなこともなく、パフォーマンスも20年前とそん色ない。コメント欄は「何年経っても変わらない安定感」「2人とも老けてもないし、劣化もしてないのがさすが芸能人」「当時を思い出せるくらいそのまんまで素晴らしかった」「目から涙が……」など、こちらも賛辞であふれた。

 ちなみに、「ハッピーサマーウェディング」をコラボの曲目に選んだのは後藤で、理由は「辻ちゃんの(デビュー)20周年で、ある意味、コングラチュレーションじゃない? この曲で(辻が)デビューしてるから選んだ」とのこと。また辻が、当時の思い出話として「マニキュアを全部衣装にこぼして(撮影が)3時間押したっていう記憶だけ残ってる。その後、(メンバーが)スタジオに待っているところに怖くて行きたくなった」と明かすなど、ここでしか聞けないようなエピソードも飛び出して楽しい。

 自身の参加楽曲・歌唱楽曲の“踊ってみた”は、アイドル/元アイドルYouTuberの鉄板コンテンツ。特に、当時の衣装を身に着けてパフォーマンスした場合の爆発力はすごい。

 柏木由紀の「【踊ってみた】AKB48柏木由紀が衣装を着て踊ってみた」(223万回再生)、峯岸みなみの「【踊ってみた】AKB48「UZA」衣装で踊ります【鬼コーチ登場】」(175万回再生)、白石麻衣の「【これで見納め】厳選74着!乃木坂衣装でガールズルール【本人が踊ってみた】#10」(再生回数257万回)などが、その一例。わざわざ何年も前の衣装を引っ張り出すあたりに気合の入れ具合が伝わること、プロポーション維持に努める陰の努力が透けて見えることが、多くの人を惹きつける要因か。

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