Google、世界規模での障害は「認証管理システムの問題」 リモート授業も一斉停止に
12月14日にGoogleのオンラインサービスに大規模な障害が発生した件について、Google本社のあるアメリカのメディアが詳しく報じている。
Googleに依存するアプリやサービスにも影響、検索と広告は無事
Googleの人気サービスの多くが影響を受けたと『The Verge』は詳しく報じている(参考:https://www.theverge.com/2020/12/14/22173803/gmail-youtube-google-assistant-docs-down-outage)。
Googleは「Googleドライブ」「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」「Googleスライド」「Google Meet」「Googleカレンダー」「YouTube」「Google Classroom」といった、非常に多くの人々が利用する、多肢にわたるプロダクトを展開している。
Googleは、アメリカ東部時間の午前6時55分にGmailの問題を確認し、ビジネスサービスとパーソナルサービスの両方に影響を与えたが、同午前7時52分に大多数のユーザーの問題が修正された、と述べる。
Googleの評価では「根本的な原因は、自動化されたストレージクォータ管理システムが正常に作動しなかった問題で、Googleの中央認証管理システムの容量が減少し、世界規模でエラーが発生した」という。問題が確認された国にはアメリカ、英国、オランダ、日本等が含まれる。
Googleのほぼ全てのサービスが停止したことが報告されており、『Pokémon GO』といった、Googleのバックエンドサービスに依存するサードパーティのアプリやサービスも問題に見舞われた。
一方でGoogleの中核サービスである検索サービスは引き続き機能し、サードパーティーの広告も検索結果に問題なく表示されたという。