『ドラ恋~Kiss On The Bed~』最終話ーー台本なしのラストシーン“本気のキス”を見せたのはどのペア?

『ドラ恋~Kiss On The Bed~』最終話レビュー

 トップバッターのさちか(新田さちか)が呼び出したのはコージ(才川コージ)。同じくさちかを想っていたたくや(若林拓也)は恋破れた結果となった。複雑な表情ではあったものの後半戦での彼の躍進が凄まじかったことからか、“やり切った感”も感じられた。

 中間告白と同じ場所に呼び出したさちかは「私はコージくんと一緒にいて一番ドキドキしたの」と自分の素直な気持ちを伝えた。

 コージの返事は「最終のドラマで主役を獲れなくてめちゃくちゃ悔しくて、役者としてたくやにやられたなって思って。俳優として打ちのめされて焦ってる気持ちがあったの。さちかと一緒にいると楽しいし幸せで、だけど甘えちゃうのかなと思う」という溜めからの「だけど今、俳優としてじゃなく俺は俺個人としてさちかちゃんが好きです」と伝え、キス。

 「役作りじゃない?」と確認するさちかが可愛らしかった。さらに、さちかが背伸びして自分から2ターン目のキスに入ったのもこれまたたまらない展開だった。

 続いてみなみ(糸原美波)はトウヤ(森田桐矢)を呼び出す。「トウヤがいなかったらここで最後まで頑張れなかったと思うのね」と感謝を伝え「恋愛が不器用なところも全部好き」と伝えるみなみは最後まで健気だった。トウヤは「6話で同棲ハウスに一緒に行って、キスの練習した時に、歯痒くて“キスしたい”って思ったのは本当だった。でも俺がみなみちゃんに抱いていた感情は“台本があったからこそ”だと思った。俺個人になった時にはその感情は生み出せなかった」と、真摯に答えた。

 最後に「こんな気持ちにしてくれてありがとう」とすぐに答えられるみなみも本当に魅力的だ。

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