朝倉未来はYouTubeで“格闘家としても”強くなる? 豪華すぎるスパーリング動画を振り返る

 「格闘家YouTuberが試合で負けるとYouTubeのせいにされる」とよく言われる。しかしYouTubeで破格の成功を収めている朝倉未来は、昨年5月のチャンネル開設以来、いまだ負けなし。本日21日、大阪城ホールで開催される総合格闘技イベント「RIZIN.25」のメインカード「RIZINフェザー級王座決定戦」にて、この定説が自分にとって無関係であることを、またいつものように拳で証明しようとしている。

 「格闘家YouTuber」は、格闘技フリークの間で賛否わかれる存在。朝倉ファンの中にも、YouTubeでタレントと対談したり、ドッキリ企画をしたりするのはいいから、もっと強力な対戦相手と戦ってほしい、あるいは、噂されてるメイウェザー戦に向けて準備を進めてほしいと願っている人も少なからずいることだろう。

 朝倉は、そういった外野の声を結果で黙らせてきた。それに朝倉は、自身の公式チャンネルにて数多くの格闘家とスパーリングを繰り返している。これがトレーニングも兼ねていると思えば、あながちYouTubeも無駄ではない。

 対戦相手は、自身と同じ総合格闘家だけではなく、ボクサー、キックボクサー、中国武術家、合気道の達人など様々。そもそも総合格闘技がパンチ、キック、投げ技、絞め技など、あらゆる格闘技術を臨機応変に駆使して戦う競技だと考えれば、雑多な流儀に学ぶYouTube活動は理に叶っている。それに朝倉自身、対応力・分析力に優れたクレバーなファイター。数多の他流試合を通して、必要のない技術、必要のある技術をふるいにかけて自身のファイトスタイルに取り入れているのかもしれない。

 もちろん、格闘家YouTuberの代名詞的存在になった朝倉には、トップファイターからYouTube上でのスパーリングの申出が多数届く。最近11月14日にも、先日、安保瑠輝也に1RKO勝ちを収め、K-1 WORLD GPスーパー・ライト級のタイトルを獲得したばかりの山崎秀晃とのスパーリング動画を公開。このコラボも、山崎から朝倉のInstagramにDMを送ったことで実現したという。

K-1現役チャンピオンとスパーリングしてみた

 スパーはキックボクシングルールで行われ、互いに一歩も譲らぬ攻防を繰り広げた。終了のブザーが鳴ると、朝倉は「いや強いですね」とすがすがしい笑顔。山崎も「思いっきりの良い打撃が総合の選手ならでは。キックボクサーとはリズムが違うのでやりにくい(笑)」と楽し気に話していた。公式戦前のため流すような動きもみられたが、それでもトッププロ同士による高い技術の応酬は見ごたえ十分だ。

 ちなみに、朝倉のチャンネルには、前スーパーライト級王者の安保、初代K-1 WORLD GPウェルター級王者の久保優太、スーパーウェルター級王者・木村“フィリップ”ミノルと、計4名のK-1チャンピオン経験者が出演し、それぞれとスパーリングをしている。これだけ、K-1チャンプ経験者と、スパーとはいえ拳を交える格闘家も珍しい。