『ドラ恋~Kiss On The Bed~』第8話ーーけい×ふうたのキスシーンで恋の矢印に波乱の展開が……?

『ドラ恋~Kiss On The Bed~』第8話レビュー

 本番後まなみは敏感に何かを察知したようで、「けいちゃんを見てても、遠くの人を見てる気分。知らない人を見てる気分で、私が知ってる人ではなかった」とコメント。

 トウヤは「キスシーンを見てたら“このドラマ、ふうちゃんとやりたかったな”って思ってきて、最後の方は嫉妬を感じて見てらんなかった」と自分の中にあるふうたへの好意をはっきりと自覚するきっかけになったようだ。

 さて、律儀なけいは撮影終了後、シェアハウスへまなみを呼び出し、2人で話す場を設ける。

 口を開いたのはけいからで「ドラマを撮る上でふうちゃんとちゃんと向き合ったのね。いざ撮り終えてキスシーンもして、その後インタビューの時に、正直俺は自分の気持ちがわかんなかった。ふうちゃんのことが完全に好きって訳じゃないし、まなみのことも好きだし。そういうのを経てもう1回まなみとちゃんと向き合いたいと思ってる」と非常に正直なありのままの“今”の心境を伝えていた。

 それに対してまなみからは驚きの言葉が。「今日1日、私のモニタールームでの感情を言うと、“どうして好きな人が違う人とキスしてるの見てショックじゃないんだろ?”って思って。他の3人(の男子)と違うことしてきたから、思い出が楽しくてそれに囚われてるだけって気づいちゃって。好きじゃないのかもって。私も“選べない”ってなっちゃった」と返し、「オセロが一気にひっくり返っちゃった感じ」と伝えた。これはまなみの本心ではなく、彼を自分に縛って置きたくないという気持ちと、純粋に彼の気持ちが「揺らいでいる」という事実が苦しくてどうしたら良いかわからないという狭間での対応だったのではないだろうか。

 次週の1時間スペシャルは、エピソード5のオーディションに向けてのペア決めから始まる。男女関係なく全員でくじ引きをして指名順を決める形式のため、恋の矢印の変化がどうなるのかドキドキしながら見守りたい。

■楳田 佳香
元出版社勤務。現在都内OL時々ライター業。三度の飯より映画・ドラマが好きで2019年の劇場鑑賞映画本数は約80本。Twitter

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