『今日好き 秋月編』最終話ーーいよいよ運命の告白タイム ゆりあの一途な想いはりゅうがに届くのか……。

『今日好き 秋月編』最終話レビュー

 全員のアピールタイムを終え、いよいよ運命の告白に。まず姿を見せたのは、りゅうが。あやのとゆりあの2人で最後まで悩み続けたりゅうがだが、告白に選んだ相手はーーなんとゆりあだった。「まだまだ、ゆりあちゃんの知らないところがいっぱいあるから、これから一緒の時間を過ごして、もっともっと好きになりたいです。僕と付き合ってください」と、今後の未来を見据えての告白。結果はもちろん、カップル成立だ!

 印象的だったのは、成立後のゆりあの笑顔。「よかった。よかった」と、りゅうがの胸に何度も顔を埋め、何度でも抱きつく姿には、彼のことを本当に想っているのだと強く実感させられる。りゅうがの心を地道に射止めた勝因はやはり、彼女らしい力強い言葉選びだったのだろう。

 続いて、近藤拓海(たくみ)が告白に向かった相手は、ありさ。「オレはこの2泊3日で、今まで好きになった人のなかで、最高に好きだなって思える人と出逢うことができました」「ありさ大好きです。俺の彼女になってください」という告白の言葉と共に両手を差し出すのだが……。ありさから返ってきたのは、「えっと……」という雲行きの怪しい一言。彼女はそこから、この旅を通してどんな答えを出すのか悩んだことを打ち明けるのだが、最後には「これからもっとたくみくんのことを知りたいなと思いました。お願いします」と、こちらも見事にカップル成立! 

 ありさによると、最後の2ショットで泣いていた自分を、たくみが優しい心で包んでくれたことが今回の決め手とのこと。やや“お友だちから”寄りなカップルにも思えるが、たくみが「今日、寝れないかも」と発すると、ありさが「大丈夫です。寝なくてどうぞ」とツンとした一言を返し、再びたくみが「ダメです。寝ます」と被せるなどの夫婦漫才チックなやり取りには、彼らの微笑ましい未来を予感することができた。どうか幸せになってほしい。

 最後は、かずゆき×よしき×あやのの三角関係組。男子は両者とも対照的なキャラクターだが、かずゆきの告白は「オレは誰よりも、どこのどんな奴よりも、あやのちゃんのことを幸せにします。付き合ってください」という、ハキハキとしていてシンプルで男らしいものに。一方のよしきは、「あやのちゃんの優しい性格と、かわいすぎる笑顔が僕は大好きです。これから先も僕の隣でずっとずっと笑顔でいてほしいです」という柔和さがある、最後までコントラストの強いものだった。

 しかし、あやのが選んだのは「好きになることはできませんでした。ごめんなさい」という結末だった。彼女も語っていた通り、今回の旅は楽しさはもちろんだが、『金木犀編』での経験も相まって同時にたくさんのプレッシャーも感じていたのだろう。あやのが最後に残した「なんで好きになれなかったのかわからないです」という言葉には、彼女がこの旅で抱えた悩みが重くもたれかかっているようだった。

 なお、ABEMAプレミアムでは、告白直後のメンバー全員がビーチで盛り上がる様子を限定公開。りゅうがとゆりあがスタジオを訪れ、“恋愛見守り人”の井上裕介(NON STYLE)が彼に対して“シェパードりゅうが”と命名する面白シーンや、旅のなかで「大型犬のように甘えたい」と望んでいたりゅうがの近況、りゅうがとゆりあの2人きりのデート模様なども楽しむことができる。次回の『星空編』を前に、こちらもあわせてご覧いただきたい。

■一条皓太
出版社に勤務する週末フリーライター。ポテンシャルと経歴だけは東京でも数少ないシティボーイ。声優さんの楽曲とヒップホップが好きです。Twitter:@kota_ichijo

■番組概要
『今日、好きになりました。秋月編』
放送日時:毎週月曜 夜10時~夜11時
放送チャンネル:AbemaSPECIAL
配信はこちら
(C)ABEMA

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