iPhone 12が中国で好調 修理代上昇もハイエンドモデルが人気
iPhone 12シリーズは、前モデルと比較して修理代が値上がりしていることがわかった。高性能なディスプレイが採用されている分、修理代も上昇したと見られている。それでも同シリーズは中国で好調を博し、今後中国市場はますます存在感を増しそうだ。
史上最強の耐落下性能を誇るディスプレイ
Appleは、iPhone 12の保証対象外の修理価格をiPhone 11よりも引き上げた。iPhone 12の画面修理費は、iPhone11より8,600円高い30,400円となっている。ただ、iPhone 12 ProはiPhone 12、そしてPhone 11 Proと同価格となっており、iPhone 12のみが値上げされた格好だ。
一方で耐落下性能は、前モデルに比べて4倍も高くなっているという。ボディの側面とディスプレイの高さを合わせたことで、保護性能が向上したとのこと。そしてもう1つの理由は、ディスプレイにナノセラミッククリスタルが組み込まれていることだ。同社の公式サイトによれば、「私たちは、クリスタルの種類と結晶化の程度をコントロールすることで、高い透明度を維持しながら、セラミックの強度を最大限まで高める特別な調合法を開発」としており、「これまで、ほかのどんなスマートフォンにも使われていません。そして、どんなスマートフォンのガラスよりも頑丈です」と自信を見せた。
高性能のディスプレイと、修理代の上昇はトレードオフとなっているようだ。ただし、この強度の高いガラスはボディ前面のみで、背面には採用されていない。カバーを装着するなどの対策をしておいた方が安心だ。
iPhone 12 Pro MaxとiPhone 12 Miniに関しては、修理価格が未だ公開されていない。Appleからの続報を待つこととしよう。