iPhone 12が中国で好調　修理代上昇もハイエンドモデルが人気

5G大国の中国市場ではハイエンドモデルが好調

　修理代は値上がりしたものの、iPhone12シリーズは中国市場で好調な売れ行きだという。

　米メディア『CNBC』に提供されたデータによれば、Apple正規販売店の中国系ECサイト「Fenqile」での予約注文のうち、43％がiPhone 12、28％がiPhone 12 Pro、19％がiPhone 12  Pro Maxで、10％がiPhone 12 Miniと続く。

　Appleに詳しいアナリスト、ミン・チー・クオ氏によると、予約開始から最初の24時間うちに、全世界で200万台のiPhone 12シリーズが販売されたという。これは、同時期のiPhone11の販売数、80万台から大幅に増加している。また、iPhone 12 Proが予想以上の売れ行きを見せているという。特に中国ユーザーからの需要が大きく、売上の35〜45％を中国市場が占めていると述べた。同氏は、優れたカメラ機能と、中国国内で広く普及している5Gの搭載がその勝因だと推測する。また中国ユーザーはより大きなディスプレイを好むため、小型モデルのiPhone 12 Miniは最も少ない予約注文数となっている。

　iPhoneの売上は、2017年の第4四半期に最高収益に達してから、この3年間は下り坂をたどっている。iPhone12シリーズの好調を受けて、中国市場がAppleにとってより重要な市場となるのは間違いないだろう。

■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター（自称）。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

〈Source〉
https://support.apple.com/ja-jp/iphone/repair/service/screen-replacement
https://www.forbes.com/sites/ewanspence/2020/10/19/apple-iphone-12-repair-cost-expensive-price-increase-applecare-damaged-screen/#2d8ea89a7f39
https://www.cnbc.com/2020/10/19/iphone-12-pre-orders-sales-exceed-iphone-11-top-analyst-says.html
https://www.cnbc.com/2020/10/14/apple-iphone-12-super-cycle-yes-or-no.html