Twitterがツイート前に記事を読むプロンプト実装、音声DMもテスト
Twitterは、6月に試験的にツイートする前に記事を読むことを促すプロンプトをAndroidに表示し始めたが、それから数カ月が経過し好ましい成果が得られたことから、この仕様を全面的に展開することを発表した。
結果は「リツイート前に記事を見た人」が33%増加
『Twitter Communications』アカウントは9月25日、テストの結果について次の通りツイートしている。
・プロンプトを見た後、人々は40%より頻繁に記事を開くようになった。
・リツイートの前に記事を開いたユーザーが33%増加。
・記事を開いた後、一部の人々はリツイートしなかった。
We shouldn't have to say this, but you should read an article before you Tweet it. https://t.co/Apr9vZb2iI
So, we’ve been prompting some people to do exactly that. Here’s what we’ve learned so far. ⤵️
— Twitter Comms (@TwitterComms) September 24, 2020
上級者にはバカバカしいが、一般ユーザーには効果抜群
Twitterの出した数字は良い結果を示していると『TechRadar』は伝えている(参考:https://www.techradar.com/news/twitter-prompt-for-making-people-read-articles-before-re-tweeting-is-effective)。
上級のTwitterユーザーからしたら、そのような内容のプロンプトは、バカバカしいように映るかもしれない。しかし効果的であるという事実は、そのプラットフォームには、雑多に混ざりあったユーザーがいることを反映しているという。
このようなプロンプトは、一般ユーザーに価値を与える。さらに興味深いことに、これを差し出がましいと思う人もあまりいないという。
情報をしっかりと精査せずに拡散させることで、社会問題となっている悪質なフェイクニュースがはびこることにもつながる。このプロンプト全面展開後、Twitter上の会話がどう変化するか、注目だ。