幻の“PlayStationフォン”がリーク 海外メディア「時代の先を行っていた」
ソニーのPlayStationフォンのプロトタイプとされる画像がリークされた。2012年頃に計画されていたものの可能性が高いとされ、まさに幻のデバイスだ。
8年越しで浮上、当時の前後にリリースされた製品と一致
「ソニーのPlayStationフォンの後続モデルが8年越しでリークされた」と『The Verge』は、報じている(参考:https://www.theverge.com/2020/9/23/21452167/sony-xperia-play-2-playstation-phone-prototype-concept-leaked-images)。
2011年にリリースされたが、決して大成功とはいえなかった『Xperia Play』と基本的な外観が同じだという。発売当時は、スライド・メカニズムとゲームパッドが賞賛されたが、画面が暗く、プレイ可能なタイトルが少ないことに嘆きの声も聞かれた。
デバイスの背面には、ソニーのブランドである「Xperia」と刻印されている。Xperia PlayとPSP Goと同じメカニズムで、Dパッド、標準PlayStationボタン、左右のショルダーボタンを備えている。「3D」という謎のボタンもあり、ニンテンドー3DSの立体視ディスプレイと同様の機能の可能性があるという。
2012年にXperia Play 2の噂があり、このデバイスのファンは興奮したが、結局は登場しなかった。
しかし、この画像の詳細は、2012年以降のXperiaスマートフォンのデザインの変更と一致しており、2012年にリークしたXperia Play 2のレンダリングとも一致するという。今となっては断定する方法はないが、これは本物の可能性があるという。
スマホゲーム真っ盛りの時代に復活は考えづらい設計
Xperia Play発売当時、同端末の反響を受けて、ソニーは明らかにハイブリッド・アプローチは価値を見いださないと考えたようだ。
2020年現在、多くのコンソールゲームをスマホに簡単にストリーミング出来るため、ゲーミング・フォンが復活するのを想像するのは難しい。これが Xperia Play 2だとすれば、それは長い間忘れられていた時代の難破船だ、と同メディアは分析する。
歴史に「たられば」はないが、もしXperia Playがヒットしていれば、現在のXperiaのデザインも、よりゲーム志向なものになっていたかもしれない。