ゲームファンに話題 狩り・農業・ハクスラ・建築・自動化まで”全部盛り”の意欲作『Craftopia』
2020年9月2日、POCKET PAIRはSteamからPC用ゲーム『Craftopia』のアーリーアクセス版の配信を開始した。『Craftopia』は狩り・農業・ハクスラ・建築・自動化の要素をすべて組み合わせたまさに”全部盛り”のオープンワールド・サバイバルアクションゲームだ。今回は感度の高いゲームファンを中心に大きな話題になっている、本作の魅力について紹介したい。
数々の名作の要素を詰め込んだ全部盛りゲーム
『Craftopia』は名作の要素をこれでもか、というほどに盛り込んだゲームとなっている。まずはゲーム画面を一目して既視感を覚える人も多いのではないだろうか。それもそのはずで、このゲームは明らかに『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』の影響を受けている。温かみのあるトゥーン調のグラフィックに、草原を吹き抜ける風をイメージしたエフェクト、グライダーでオープンワールドを滑空する様子などからあの作品を連想する人は多いはずだ。
しかし、『Craftopia』を構成する要素はそれだけではない。このゲームには『ARK』に代表されるサバイバルゲームの要素もある。本作では空腹値が設定されており、狩りや調理をして飢えを凌ぐ必要があるのだ。また、木を切り倒して原木を入手し、建物を建築することも可能となっている。さらに畑や果樹園を作ったり、家畜を育てたりといった『牧場物語』のような要素のほか、ベルトコンベアや発電機を駆使し、農業を自動化する工場シミュレーションゲームのような遊び方もできる。ゲーム内に盛り込まれた要素を列挙するだけでも目が回りそうだ。
しかも、本作はファンタジー要素まで採り入れている。キャラクターは獲得したスキルポイントを割り振ることで成長するが、ポイントの配分によっては攻撃魔法や回復魔法を覚えることが可能だ。火山を散策していればドラゴンに遭遇することもあるし、多数のモンスターがひしめくダンジョンも用意されており、ファンタジー系のRPGが好きな人にも刺さる世界観になっている。
このほかにも武器の収集を楽しむハクスラ要素、巨大なボスと戦うハンティングアクションの要素も盛り込まれており、数多の名作からおいしい部分を抽出したようなシステムになっている。あまりに多様なゲームのエッセンスが融合しているため、それぞれの元ネタを考えながらプレイするのも面白そうだ。