『Ghost of Tsushima』は更なる進化を遂げる マルチプレイモードの発表内容を紹介
マルチプレイモードにおける懸念点
今回のマルチプレイモードについては、マッチングの職業格差という懸念点もある。協力型のオンラインゲームでは、しばしばタンクやDPS、ヒーラーといった役職の数が固定されている場合がある。今回の『Legends(冥人奇譚)』についても、トレーラーを見る限りすべての場面で侍、弓取、牢人、刺客が一人ずつ割り振られていた。もし仮にこれ以外の編成にできないのであれば、人気が集中したタイプだけマッチングしづらいという状況に陥りかねない。本作が高い人気を誇っている現状であればよほどマッチングに困らないだろうが、長期的にマルチプレイのサービスを続ける場合、職業間のバランス是正などが期待される。
また、『Legends(冥人奇譚)』でもキャラクターのカスタム要素があることが明言されている。このカスタム要素にレベル上げやスキルツリー解放といった成長要素が入っているのかも気になるところだ。『Ghost of Tsushima』本編では各地のスポットを訪れて体力・気力を上昇させたり、冥人の噂を広げてスキルを開放させたりといった成長要素も魅力的だったが、マルチプレイモードではまた違った趣向でキャラクターを育成できるのだろうか。
『Legends(冥人奇譚)』は2020年秋の無料アップデートで解禁予定だ。ただし、プレイするためにはPS Plusに加入している必要がある。今後も各タイプの特徴やカスタム要素などについて情報が公開される予定となっているため、続報に期待したい。
■坂田憲亮
愛知県の田舎で自由気ままに暮らすフリーライター。アプリやゲームなどエンタメ分野をはじめ、国内大手の各種メディアにて記事を執筆中。取材から撮影、Webデザインまで行う自称・マルチクリエイター。