ローランド“ホストクラブ閉店”動画に見るYouTubeの活用法 本音を伝える新たな広報の場に?

 “ホスト界の帝王”と称されるローランドが7月14日、自身の公式YouTubeチャンネルに「【後編】ホストクラブ閉店の本音 | 後輩の裏切り?空家賃はいつまで払う?」と題した動画をアップした。

【後編】ホストクラブ閉店の本音 | 後輩の裏切り?空家賃はいつまで払う?

 7月12日に公開された「前編」動画では、ローランドが経営するホストクラブの従業員に対し、「今日付けで『THE CLUB』自体を閉店することにしました」と伝える場面が流された。また、経済的に可能な限り、既に契約していた拡大移店先の物件は解約せずに空家賃を払い続けること、従業員の雇用について責任を持って、自分の関連会社で雇用することを約束したことが明かされた。

 新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の解除後、「THE CLUB」ではビニールシートを張ったり、マスク姿で接客したり、席をパーテーションで区切ったりと様々な工夫を凝らしたが、「キャストの安全を守りながら、かつお客様に楽しんでいただくサービスをしっかりできない」「パフォーマンス自体も100%でできなかった」と振り返ったローランド。その上で閉店については、「ただ、このローランドっていう人間としての正しい道を選んで、歩んでいるだけ」と、あくまでも自分の心に正直になって決断を下したことを告白していた。

 コロナ対策を行ったが、「THE CLUB」は“閉店”。これについてローランドは「すごい悔しいですよ。大好きな仕事を奪われたわけだから。でもこの怒りを誰にぶつけるべきなのかってね。試合で負けたら、その相手に勝とうと頑張れますけど、相手がいないわけだし、誰を責めるわけでもない。悔しいですけど、それに対しての憤りをぶつける術がないです。自己完結で自分の正義を貫く以外は選択肢がない」と赤裸々な思いを口に。その上で「ホストっていうものがあって今の自分があるので、その職を一回手放すのはすごく悔しい部分ではありますけど、諦めたつもりはないですし、他の事業でカバーして意地でももう1回やろうかなと思っています。俺は諦めの悪い人間なんで」と前を見据えていた。

 空家賃を払い続けることに関しては、「物件を手放さないということに関しては、僕のホストとしてのアイデンティティを失いたくないなっていうだけ。意味があるかないかなんて、俺が判断すればいいだけの話なんです。自分の中でそこは手放したくないと思った」と説明。とはいえ高額な家賃を利益が出ないまま払い続けることとなるが、ローランドは「(家賃の支払いが)ないに越したことはないですけど、それだけ愛情があるということを従業員にも伝えたかった。あそこの物件を手放さないのは、ホストを諦めていない目印なんだってことです。いつでもみんなが戻ってこられるような状況を作っていたいんです」と胸の内を明かした。

 また『水曜日のダウンタウン』(TBS)など数々の番組でナレーションを務める服部潤氏から「困った時はお互い様だから、もし必要だったらYouTubeでノーギャラでもいいから声あててあげるよ」と心配の声が寄せられたことも明かした。和田アキ子からも電話があったそうで、「こういう時に自分を大事にしてくれる周りの人は僕も大事にしたいと思った」と赤裸々な思いを口に。

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