『今日好き』YouTubeチャンネル成功で、番組はさらに進化? 独自施策の数々に迫る

『今日好き』YouTube施策の魅力

【今日好き せなかれデート】着物で食べ歩き♡鎌倉デートに密着!「初めてケンカした時まじ終わったなって思った」二人にまさかの出来事が?想いを込めた手紙でかれん号泣

 なお、番組公式チャンネル内では、“掟破り”な告白も飛び出した伝説の『グアム編』での成立カップル、後藤聖那(せな)と石川翔鈴(かれん)の“せなかれ”による鎌倉デートと、熊谷仁志(さとし)と向葵まる(まる)の“さとまる”による遊園地デートの一部映像のほか、過去の「今日好き部」のフルサイズ映像など、ABEMAでの配信映像も公開している。

【今日好き さとまるデート1話】仲良しカップルの遊園地デートに密着!毎日一緒にいる&成立後より今の方が好き♡しかしラブラブの2人にもお悩みが...!?

 前述した“しゅんさら”と同様、“せなかれ”や“さとまる”のように幸せで長続きするカップルの空気感を多くの映像から研究できることは、彼らを憧れの対象とする同世代にとって貴重な機会に他ならないだろう(余談だが「くろがねさら王」を通して、さらの好きな花がスズランだと知ったしゅんは、後に自身の個人チャンネルで彼女にスズランをプレゼントするサプライズ企画を公開している。なんて優しい世界なんだ)。

【しゅんさら】約3ヶ月ぶりの再会の裏側に密着!!

 ほかにも、ショッピングや遊園地といった旅の定番ルートが増えたことに加えて、コロナ禍にて海外移動もますます難しくなる昨今だからこそ、メンバー同士のアカペラカラオケ対決などは、番組本編にも新たなアイデアを吹き込むのではないだろうか。YouTubeにて視聴者からの反響を事前に掴んで後の試金石にしつつ、本編に取り入れる際には、その規模感を拡大することも可能かと思われる(もちろん旅の非日常感を忘れないバランス感覚が重要にはなるのだが)。

 そして言わずもがな、YouTubeでの映像公開はABEMAにおける新規視聴者獲得と、既存視聴者による過去シーズンのプレイバックを促す効果があるのは間違いない。実際に、YouTubeでの映像の最後には、ABEMAでの全編視聴をセールスするリンク紹介がカットインされている。ただ、ここでは“恋愛見届け人”としてMCを務める井上裕介(NON STYLE)らのほか、前述した“せなかれ”や“さとまる”までもが登場して、「続きはこちら!」と動画から伝わる高揚感をプレゼンしてくれる。こういった場面でも視聴者に“楽しさ”を届けることを忘れないのが、『今日好き』制作陣の底尽きないエンタメ精神を反映しているのかもしれない(動画によっては、井上の顔にリンクボタンが被っているのも一興だ)。

 今後もますます多様なコンテンツが揃っていくだろう『今日好き』YouTubeチャンネル。番組本編とどのような化学反応を生み出すかも気になるところだが、まずは間もなく旅のゴールを迎える『紫陽花編』の行方を見守りたい。

■一条皓太
出版社に勤務する週末フリーライター。ポテンシャルと経歴だけは東京でも数少ないシティボーイ。声優さんの楽曲とヒップホップが好きです。Twitter:@kota_ichijo

■番組概要
『今日、好きになりました。紫陽花編』
放送日時:毎週月曜 夜10時~夜11時
放送チャンネル:AbemaSPECIAL
配信はこちら
(C)AbemaTV,Inc

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