無料で遊べるタクティカルシューター『VALORANT』リリース開始 競技性を裏付ける”ゲームシステム”と”エージェント”に注目
Riot Gamesが6月2日にリリースしたPC専用タイトル『VALORANT』。本作は5人制のチームに分かれて戦う一人称視点のタクティカルシューターだ。正式リリースに先駆けて行われたCBT(クローズドベータテスト)期間中には、Twitchにて同時視聴者数160万人を記録。Twitterでもサービス開始時に40万近くのツイート(6月2日時点)が寄せられており、多くのユーザーから注目を集めている。
本稿では『VALORANT』が秘める2つの特徴についてざっくりと解説。これからプレイを試みている方や興味のある方は、ぜひ参考にしていただけると幸いだ。
競技性に特化したゲームシステム
本作を形容するジャンル名が"タクティカルシューター"となっている通り、全体のゲームシステムはスリリングな対戦競技に特化している。というのも、『VALORANT』にはプレイヤーキル数を競い合うチームデスマッチ等は実装されておらず、攻撃チームと防衛チームに分かれてボム設置or設置の妨害を目的としたモードがメインとなっているからだ。
本モードにおいて、プレイヤーは1度倒されると次のラウンドまで復活することはない。やるか、それともやられるか。限られたフィールド内を立ち回り、両陣営の任務遂行のために手に汗握る銃撃戦が繰り広げられる。
また、各プレイヤーが使うアサルトライフルやサブマシンガンといった銃器、身体を保護するアーマー、各キャラクターの固有アビリティ(詳細は後述)など、物資類はラウンド毎に自分で購入しなければならない。もちろんタダというわけではなく、値段に応じたポイントを支払う。ゲーム開始前にプリセット装備として持ち込むことはできないため、たとえお気に入りの装備品があったとしても、まずは"お金"が必要になる……というわけだ。
ポイントは相手プレイヤーを倒した時やラウンド開始時に付与されるものの、湯水のようには湧いてこない。意図的にポイントを節約し、高価な武器を使って反撃を狙うか。それとも満遍なくポイントを割り振り、安価な装備でバランスよく固めるかはプレイヤー次第。「戦いは戦う前から始まっている」と言っても過言ではないだろう。