ヒカキン設立の「コロナ医療支援募金」が3日間で2億円突破 発揮される“YouTuberの本気”
人気YouTuberのヒカキンが5月25日、Yahoo!基金と協力し、自身も1億円の寄付を行って立ち上げた「命を守る人を支えたいコロナ医療支援募金」について、約3日で募金が2億円を突破したことを報告する動画を公開した。
動画公開時点で、寄付人数は約18万人。冒頭、ヒカキンはこのことに触れ、「もちろん、金額もうれしいんですが、何より18万人という18万人という方に協力していただけたことが本当に嬉しいです!」として、「本当にありがとうございます」と深々と頭を下げた。
「やっぱりこういうときは、みんなで一丸となって助け合うことが大事なんだなと、そう感じました」とヒカキン。そして、「今回のこの活動では、YouTuberの本気を出しきりたい。そして、インターネットを通じて、ここまでやってこれた僕の力を発揮して、ネットの本気も出しきりたい。そう言いましたが、それがたった3日間で実現したなと感じています」と語った。トップYouTuber、インフルエンサーのほか、有名スポーツ選手に企業経営者など、ヒカキン自身も「信じられないくらい」だという多くの影響力を持つ人々が、その思いに賛同。ヒカキンは「感無量です」として、再び頭を下げた。
ヒカキンは以前から、社会貢献活動に力を入れている。昨年10月、台風19号が猛威を振るい、全国的に大きな被害を出した際には、いち早く募金の方法をまとめた動画を公開し、実際に100万円を寄付。そして、「僕ひとりの100万円よりも、いま見てくださっているみなさんの100円のほうがすごい力を持っています。もしいま見てくださっている100万人の方がひとり100円ずつ募金したら、それで1億円になります」と語っていた。
今回の動画でもわかるように、ヒカキンは「自分がいくら募金をするか」ではなく、「自分の影響力で、どれだけの人をポジティブな方向に動かすことができるか」にフォーカスしており、その上で「動かした自分」ではなく、常に「動いた人」を讃える。若年層から圧倒的な支持を受けるトップYouTuberが、こうした姿勢で善意の輪を広げていることには、小さくな意味があるだろう。