AirPods Pro Liteが5月に発表される? Apple製ヘッドフォン登場のリークも
新型コロナウイルス流行下であっても、3月には新しいiPad Pro、そして先日はiPhone SE 2020を発表したAppleは、5月と6月にも注目製品を発表するかも知れない。5月に発表する製品は、同社が世界シェア1位を占めているカテゴリーのものだ。
iPhone SE 2020の発表日を的中させたリーカーがリーク
Apple製品専門メディア『appleinsider』は19日、有名リーカーJon Prosserのリークツイートを紹介した。Prosser氏と言えば、先日発表されたiPhone SE 2020の発表日を的中させたことで急激に評価と信頼性が高まったリーカーである。同氏によると、来月、新しいAirPodsが発表されるようなのだ(下のツイート参照)。
New AirPods (which were supposed to be at the March Event) are now ready to go.
Probably alongside the MacBook Pro next month.
— Jon Prosser (@jon_prosser) April 19, 2020
ツイートでは、新しいAirPodsが本来は3月に開催予定だったApple新製品発表イベントで発表される予定であったことにも言及している。新型コロナウイルスの流行がなければ、3月に開催するはずだったイベントで、新しいiPad Pro、iPhone SE 2020とともに新しいAirPodsも発表されていたのだろう。
また「新しいAirPodsと同時に新しいMacBook Proも発表されるかも知れない」とも述べている。同PCの発表に関しては、英語の表現である「Probably」が使われている。この単語の意味は日本語における「おそらく」より「十中八九」に近いものなので、かなりの確度をもって予想していると見られる。同PCが開発中という噂は、既報の通り、ブルームバーグも報じており、iMacも開発中のようだ。
5月と6月に連続発表か
ところで、新しいAirPodsはどのような仕様になるのだろうか。前出のappleinsiderの記事は、新しいAirPodsは「AirPods Pro Lite」になるのではないか、と推測している。AirPods Pro Liteとは、「Lite(軽い)」という単語が示すようにAirPods Proよりはリーズナブルだが、AirPodsよりは高機能という新たなカテゴリーのイヤフォンのことだ(トップ画像参照)。
現行のAirPodsとAirPods Proの機能上の違いは、イヤーチップ(耳に装着する部分)のカスタマイズ、耐水機能、そしてアクティブノイズキャンセリングの3機能だ。Air Pods Pro Liteに実装される可能性が高いのは、イヤーチップのカスタマイズと耐水機能のどちらか、あるいは両方だろう。アクティブノイズキャンセリングはAirPods Proとの差別化、そして何より価格を抑えると理由から実装される可能性は薄いと推測される。
AirPods Liteの予想価格は、Wireless Charging Case付きのAirPodsと同じ199ドル(約21,000円)となると見られている。AirPods Pro Liteの登場により199ドルのAirPodsは159ドルに値下げし、Wireless Charging Caseが付かないAirPodsは販売終了となるとも予想されている。
イヤフォンの類似製品であるヘッドフォンに関しては、Appleは2014年に買収したBeatsの製品をブランド名を残したまま販売している。こうしたなか、appleinsiderは7日、Apple製ヘッドフォンに関する噂を報じた。その噂のソースは、前出のProsser氏だ。同氏によると、毎年6月にAppleが開催している開発者会議WWDCで同ヘッドフォンが発表されるというのだ。
なお、WWDC 2020に関しては、Appleは3月13日、同カンファレンスとして初めての試みとなるオンラインでの開催を発表した。こうした発表の背景には、もちろん新型コロナウイルス流行の影響が指摘できるだろう。