松田凌&神尾楓珠が語る、『オオカミ』シリーズの奥深さと自身の恋愛観「一度だからこそ効果的な“嘘”もある」

松田凌&神尾楓珠が語る、自身の“恋愛観”

「恋愛に関係なく、“好きな人”の定義が“会ったときに元気をもらえる人”」

ーー1作目からMCを担当している松田さんには、男性の視点から見た『オオカミ』シリーズの見どころを教えて欲しいです。

松田:見どころはたくさんあるのですが、一つあげるとすれば、勉強になると思います。女の子の考え方や本音など、普段、男性が見られない瞬間を知ることができるので。“オオカミちゃん”として男性を騙さなければいけない場合に限らず、女の子はこういうことで思い悩んだり、葛藤したり、抱え込んだりするのだなと。同時に、女の子がどういうことでトキメクのかなど、出会いから恋に落ちる瞬間、カップルとして結ばれるまで、恋愛の過程すべてを追うことができるので、すごく参考になります。あとは話題の場所や流行りの曲なども学べるので、男の子は『オオカミ』を見て、自身の恋愛をシミュレーションしてみるといいんじゃないかな。楽しいと思う。

ーー今作でも、数々のデートが映し出されていましたが、松田さん的にはどの場所が一番良かったですか?

松田:えぇ!? 難しいな……。憧れるのはやっぱり、スカイツリー貸切ですね。

神尾:あぁー! 確かに。あれはズルイです。

松田:だってそのとき最上階に行ったら、間違いなく今、自分たちだけが日本で一番高いところにいるってことになりますもんね。

神尾:そんな一番高いところに二人きりで、イチャイチャしたら……。

松田:いやもう、たまんない! これはもう記事には書けないほどのことを……(笑)。

神尾:凌くん今、飲みのときのモードですね(笑)。

松田:危ない危ない(笑)。続きはまた今後、飲み会で話そう。

ーー(笑)。『月とオオカミちゃんには騙されない』を見て、自身のお芝居や私生活に活かせることはありますか?

神尾:間とか目線ですね。どうしてもお芝居では、作れないものなので、勉強になりました。演技というスイッチが入ったときに、本物にどれだけ近づけられるかだと思うので、活かしていきたいです。

松田:ついついセリフが書いてある台本を読み取って、お芝居をしようとしてしまうのですが、それだと、その瞬間の本当の言葉は生まれないんですよね。僕がスタジオで今日まで見てきたものは、間違いなくすべて本物だったから、役者としても考えさせられました。極論、役とあれだけ気持ちが重なり合えたら、セリフはすべていらないなと思ってしまいます。

神尾:最終回で出てくる、あのシーンのことですよね?

松田:そうだね。あのシーンは、「お芝居でもこんな瞬間あるのかな?」と思うほど素晴らしくて、役者としてだけでなく、私生活という面でも「あんな素敵なやりとりできる人になりたいな」と思いました。

ーー確かに『オオカミ』では、ドラマ以上にドラマチックな展開が多々見られますよね。では、恋愛リアリティーショーと恋愛ドラマの違いはどこだと思いますか?

神尾:ドラマの場合は役として動いているので、「こうやってお芝居しているんだ」という視点で、僕は見ています。恋リアは現実だからこそ、出演者のパーソナルな部分が垣間見えるので、その人自身がダイレクトに視聴者に届くのかなと。ドラマと恋リアでは、同じ人物でも全く見方が変わると思います。

松田:僕は、本物か本物じゃないかの違いかなと。恋愛ドラマには本物じゃないからこその面白さがあって、恋リアには本物だからこその面白さがある。ドラマは、一つの作品を作り上げるのに、役者だけでなく、本当に大勢の方が携わっています。みんなの思いと努力の結晶なので、好き嫌いはあると思いますが、面白くないはずがないんですよ。恋リアは、集められた男女が真剣に恋愛しようとすると、必然的にドラマが生まれます。様々な感情がひしめき合うはずなので、絶対に一筋縄ではいかない。だからこそ、面白いんですよね。どちらも違う面白さがあると思うので、その違いも楽しんでいただけたら。

ーー本物だからこその面白さと、創作だからこその面白さということですね。『月とオオカミちゃんには騙されない』では、至る場面で“恋愛の駆け引き”が見られました。松田さん、神尾さんそれぞれが印象に残っている駆け引きや、これやられたら落ちる、もしくはこれやられたら引いちゃうというものがあったら教えてください。

松田:ナナちゃん(加藤ナナ)が、シンデレラタイムでとおる様(堀江亨)に告げた「忘れてもいいよ」という言葉は、「ズルいな……それは、禁じ手じゃん?」と思っちゃいました。この言葉からは、「忘れないで」という真逆の意味も受け取れる、ダブルミーニングを感じましたね。凄まじい一言だなと。

神尾:僕はりこちゃん(莉子)がバレンタインについた嘘は、否定派なのですが、あの状況下ではすごく効果的だったとも思います。限られたメンバーと時間の中で、二人の関係性が安定して少し経ったあのときだからこそ、「他に気になる人ができた」という嘘を吐かれたあとに不意打ちでチョコレートを渡されたら、もう離れられないですよね。完全に心が持ってかれちゃいます。

ーー短時間で感情の浮き沈みが激しく変動するからこそ、安定した関係性にはちょうどいい刺激になりますよね。

松田:確かに! 思いっきり落としてから引き上げるっていうのは、上手いよね。高度な恋愛テクニック。

神尾:あの一発は、大きかったんじゃないですかね。ただ、ああいう嘘は一度だからこそ効果的であって、事あるごとにやられたら、ちょっと面倒だし疲れちゃいます。

ーー最後に、理想の相手や憧れる恋愛などはありますか?

神尾:僕は恋愛や友情に関係なく、“好きな人”の定義が“会ったときに元気をもらえる人”なんですよ。その中で特に、「疲れたときに会いたいな」と思った人が、僕にとって特別な相手なんですよね。だから、一緒にいてお互いに元気をもらえる、そんな関係性が最も理想的です。

松田:はぁ……、素敵やん。なんか楓珠がそういうこと言うと、ドキッとしますね。そりゃ、みんな楓珠のこと好きだわなって納得しちゃいます。僕も、恋愛に関係なく“好きな人”はたくさんいますが、その中で「この人のためだったら、もう自分の人生どうでもいいかな」と思える方と、結婚したいです。正直なことを言うと、僕はいま自分のために人生を生きていて、まだまだ人としても成長したいですし、これからもいろいろなお仕事を頑張りたいと思っています。でも、そういうことが全部どうでもよくなってしまうくらい、「この人のために生きたい」と思える方と出会えたら、それは間違いなく僕にとって特別な存在だなと。その人が産んでくれた子どもも含めて、僕はめいいっぱい愛するし、人生をかけて彼女たちに尽くせると思うんですよ。

■番組情報
『月とオオカミちゃんには騙されない』
毎週日曜よる10時よりAbemaTVにて放送
放送チャンネル:AbemaSPECIAL
配信はこちら
YouTubeチャンネルはこちら
(c)AbemaTV
(c)LESLIE KEE

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