フィッシャーズ結成10周年 新居ルームツアーに見る“変わったものと変わらないもの”

 しかし、どんなに成功を収めようとも、シルクはブレない。そのブレなさは、彼がこのほど引っ越した新居にもよく表れている。シルクは新居の中でもとりわけ、撮影部屋や編集部屋に並々ならぬこだわりを見せ、さらには、ダイニングカウンターを指して「俺、料理作れないから、酒飲みのBARカウンターにでもするか」とメンバーに提案していた。大金を投じて契約した新居のはずなのに、自分だけが居心地の良い生活空間にしようという意図は感じられない。YouTubeの制作スタジオ兼仲間との秘密基地として使用することに、全振りしたような間取り及び部屋の使い方をしている印象だ。

 そんなシルクが用意した新しい遊び場で、楽し気にはしゃぐメンバーたち。もともとフィッシャーズは「仲間たちの遊びの記録」として始まった。今回の動画を見ていると、どんなに経済的に豊かになろうが、社会的成功を収めようが、その根っこの部分は10年経ってなお、川遊び動画の頃からなんら変わっていないことを伺わせる。これからも彼らがどんなスケールアップした遊びの記録を見せてくれるのか、楽しみにしていきたいところだ。

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