『テラスハウス』東京編・第34話ーー社長、新メンバーの夢を狙うもスタジオから“悲鳴”

『テラスハウス』東京編・第34話レビュー

 夜になり帰宅した俊幸に対して、ニヤリと意味深な笑みで報告する花。「社長!」「価値観が合いそうな人が来たよ」と声を弾ませると、俊幸は「マジか!」と目を輝かせる。「OLさんで、スラっとしてて」「おっぱいあって」と説明が続いたところで、「マジで?」とひと際高く声を上げる俊幸は、自称おっぱい好きとのこと。期待値が上がったと興奮する。

 その後、男子部屋では“誰が気になるか”の報告会が開かれた。志遠が第一印象で一番気になるのは夢だと打ち明けると、社長も黙っていられずに、まだ会ってもいない夢が良いと主張する。何基準かと問われ「おっぱい基準」と力説する始末。そして快は正直に想いを寄せている花の名前を口にした。

 仕事で遅くなる夢以外の5人は、プレイルームで『テラスハウス』の放送を鑑賞していた。すると俊幸がトイレに行くと、席を外す。

 その頃、トイレに行ったはずの俊幸はダイニングで一人、ワインを飲みながら夢の帰りを待っていた。夢の帰りは夜中の12時頃と花から聞かされていたので、時間を見計らって待ち伏せたのだろう。ほどなくして夢が帰宅すると、二人は自己紹介を交わす。俊幸は「みんなから“社長”とか呼ばれてるんだけどあんまり気に入ってないんで」と匂わせ、夢から特別に「トシ君」という愛称で呼んでもらえることに。そして俊幸は冷蔵庫からさりげなくビールを取り出し「仕事終わりの一杯」と瓶のまま夢に勧める。働く環境の似ている二人は、お酒も手伝ってか、すぐに打ち解け、会話も弾む。すると突然、俊幸が積極的な行動に出る。「ひと口だけもらおう」と夢の飲んでいたビールに手を伸ばし、瓶に直接口を付けて飲んだのだ。間接キスとも取れる行為をサラリとやってのける俊幸に、スタジオからは悲鳴が上がる。初対面でグイグイいく俊幸に、女性陣をはじめスタジオメンバーは引き気味な反応を見せていた。

 そしてこの夜、もうひとつ驚く出来事が起こる。プレイルームから降りてきたメンバーが食堂で一堂に会したところで、ビビは卒業した凌のことを「普通に好きです」と宣言し、二人の関係を「お互いに好き」と言い切ったのだ。極め付けには、凌と付き合うかどうかを「クリスマスに決める」と明かした。これには俊幸も「えっ? 付き合うチャンスがあるの? まだ」と驚きを隠せない。

 ビビと卒業した凌の関係は未だに続いていたのか。そして俊幸の積極的なアプローチは夢の心を動かすのか。それぞれの関係から目が離せない。

■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter

■番組情報
『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』
2019年5月14日よりNetflixにて毎週火曜に新エピソード先行配信(4週に1週休止)
2019年6月11日よりFODにて毎週火曜深夜0時に配信予定(4週に1週休止)
2019年7月よりフジテレビにて、地上波放送予定
(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

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