Facebookと欧州委員会、インターネット規制に対する意見で対立
ザッカーバーグ氏、第三の枠組み構築を提案
FacebookはAIを駆使して、1日に100万件以上の偽アカウントを削除しているという。プラットフォーム上のコンテンツとセキュリティをレビューするのに、35,000人のチームを抱えており、その費用は、2012年にユーザーが10億人で上場した時の会社の収益全体を上回っているという(参考:https://www.bbc.com/news/technology-51518773)。
ザッカーバーグ氏は「既存の業界にはフレームワークが2つある。新聞等の既存メディアとテレコミュニケーションだ。電話では、データは自分たち同士でやり取りしており、その言動について、通信会社は責任を問われない。インターネット・プラットフォームは、その中間の特別なケースに出来ないだろうか」と述べる(参考:https://techcrunch.com/2020/02/17/facebook-pushes-eu-for-dilute-and-fuzzy-internet-content-rules/)。
新たなコミュニケーションスペースである、インターネットの枠組みづくりに向けて、今後も官民の協議が行なわれていくだろう。現状、両者の意見には隔たりがあり、デジタルサービス法が施行されれば、大きな変化が起こる可能性がある。
■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。