『テラスハウス』東京編・第33話ーー愛華&トパス、今期初のカップルとなるか? 新メンバー・俊幸の入居も

『テラスハウス』東京編・第33話レビュー

 そして二人はイルミネーションの中、キスを交わす。実は照れ屋な愛華と、積極的なトパスという意外性のある二人は、東京編初のカップルとなった。そして帰宅後、トパスはビビや花に交際を報告。そして、同時にテラスハウスからの卒業も伝えた。これで一気に3人が抜けることになるテラスハウス。寂しさと共に新たな住人の影が気になるところだ。

 翌朝、テラスハウスにチャイムが鳴り響く。新メンバーの新野俊幸(30歳)が到着した。初めて新メンバーを迎え入れるトパスとビビは、緊張した面持ち。俊幸はEXITという会社を経営する若手社長。ビビはすぐに事業内容に興味を示した。俊幸の会社は、退職代行という、仕事を辞めにくいと感じている人向けに代行で辞表を出す事業を行なっているのだとか。それは俊幸自身の経験に基づいて、思いついた仕事だという。ビビは「日本向けですね」と感想を漏らす。その一方で、「フフフ……」と自然と笑みがこぼれ落ちる花。俊幸のことを「大人」と呟く花は、しっかり者に見える彼に魅力を感じているようにも見えた。

 翌日、朝食にパンケーキを作る花と快。俊幸は、仕事をしながらリビングでそんな二人を見守っていた。パンケーキが完成し、3人で食べていると、ふと俊幸が「みんな、どんなデートをするの?」と投げかける。すると、快のいる前で「私、デート全然してない」と悪気なく答えてしまう花。すかさず「じゃあデートする?」と花を誘う俊幸に、快は不安そうな表情を浮かべていた。なんだか嬉しそうな花。リードしてくれるタイプの人が好きと言っていた花にとって、俊幸のはっきりとした誘いは、まさに理想通りだろう。

 さらに俊幸は、花と快のトランポランドへのお出かけもデートだと指摘。花は「それってデートなの?」と意外そうな声をあげた。その後も、かなり積極的に会話を交わす花と俊幸。快は心配そうな顔で、ただただその様子を見守っていた。俊幸が仕事に出かけてから、花は快に「トランポリンのやつって、あれってデートなんだね」と口にする。ドギマギしながら「えっ、デートっしょ」と返す快に、花は「うれしい! 何かデートしにテラスハウスに来たようなもんだから」と素直に喜んだ。

 快に対して暗に興味がないことを伝えているかのようにも受け取れる花の「デートじゃない」発言。実際は、花が恋愛慣れしてないゆえに、デートと遊びの線引きが曖昧なだけだった。「またデートいこう」とさりげなく花を誘う快。凌がいなくなってから新たな恋のステージに立った花だが、この恋はどうなるのだろうか。

 東京編初のカップルが誕生し、そして新メンバー・俊幸の入居と怒涛の勢いで進展した33rd WEEK。モテ期が到来した花は今後誰に惹かれていくのか。ビビは次の恋に踏み出せるのか。新たなテラスハウスに期待が高まる。

■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter

■番組情報
『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』
2019年5月14日よりNetflixにて毎週火曜に新エピソード先行配信(4週に1週休止)
2019年6月11日よりFODにて毎週火曜深夜0時に配信予定(4週に1週休止)
2019年7月よりフジテレビにて、地上波放送予定
(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

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