8bit風やMMO要素をミックスした意欲作まで登場 『ポケモン』フォロワータイトル4選
Monster Sanctuary
ゲームボーイ風&ゲームボーイアドバンス風に続く3本目は『Monster Sanctuary』。上記2タイトルが見下ろし視点で進むRPGだったのに対し、本作は横画面で進行する2DアクションRPGである。基本的な流れとしては、最大6体のモンスターでパーティーを組み、ダンジョン内部を探索して遭遇した敵モンスターとバトル……というもの。各モンスターは属性が設定されており、バトル時は相性を考慮した戦闘スタイルが求められる。
またモンスターの力を借りるのは戦闘だけではない。プレイヤーを待ち受けるダンジョン内のトラップも、各モンスターのアビリティを駆使して突破する。本作においては、移動と戦闘を軸として生まれる”モンスターとの一体感”が『Monster Sanctuary』の最大のポイントだろう。ゲーム全編を通して日本語表記は実装されていないものの、英語のレベルはそこまで難しくないため、比較的手に取りやすいタイトルのはずだ。
■Monster Sanctuary
発売日:2019年8月29日
日本語版:未対応
価格:1,840円(税込)
ストアページ: https://store.steampowered.com/app/814370/Monster_Sanctuary/
Temtem
トリを務める4本目は、『ポケモン』のシステムにオンラインゲーム要素をミックスした『Temtem』である。タイトル名にもなっている”テムテム”(モンスター)を捕まえ、6つの浮遊島を渡り歩くRPGだが、上記3タイトルと違いプレイヤーは他のユーザーと同じ世界で冒険に出発する。道中で出会ったユーザーと交流を深めるもよし、テムテム対戦を挑んで腕試しをするもよし、気楽に一人でのんびり旅を続けるもよし……と、オンラインプレイを前提としながらも自由度の高いプレイスタイルを選ぶことができる。
加えて本作の戦闘システムは2vs2を基本としており、1vs1の場合と比べてより戦略的な戦いが楽しめる。難易度はその分高めだが、確率差によるランダム性を排除しているため、技の組み合わせや状態異常の付与タイミングを見極めれば、初心者でも段階を踏んで強くなれる塩梅だ。総じて各地の強敵を倒すストーリー以外にも、やり込みコンテンツとして対人戦に重きが置かれている点は注目に値するタイトルである。
■Temtem
発売日:2020年1月22日
日本語版:対応済み
価格:3,599円(税込)
ストアページ: https://store.steampowered.com/app/745920/Temtem/?l=japanese
■龍田優貴
ゲームの尻を追いかけまわすフリーライター。時代やテクノロジーと共に移り変わるゲームカルチャーに目が無い好事家。『アプリゲット』『財経新聞』などで執筆。個人的なオールタイムベストゲームは「ファミコン探偵倶楽部」シリーズ。Twitter:@yuki_365bit