YouTubeで急増中の「ボイスコミック」とは? 若者の漫画需要拡大に新たな可能性

 さらに、ラブコメ劇であれば、ターゲットとなる若年層の女子にとって、イケボ声優の演技を気軽に楽しめるというメリットもあるだろう。仮に、ある特定の声優のファンであれば、YouTubeでその声優の動画を漁っているうちにボイスコミックの存在を知り、試しに視聴してみたら、その漫画作品のファンになる……ということも考えられそうだ。

 加えて、ほとんどの動画が数分程度でまとまっているのも魅力と言えよう。Twitterでバズる素人の漫画もそうだが、スマホデバイスでコンテンツをチェックすることが多い若年層にとって、電車の乗車時間や何かの待ち時間などに気軽に見られる「短くまとまったコンテンツ」はウケやすい。

 以上のことからラブコメの会話劇は、ボイスコミックと相性ばっちりの素材なのだ。中には数十万再生を記録する軽いバズを起こしている動画もあるので、気になる方は試しに目を通してみると良いだろう。

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