大人も子どもも楽しめるギミックが満載! 『かいじゅうのすみか』探検レポ
芸術の秋、読書の秋、食欲の秋……紅葉狩りに行くのもいいけれど、もっと本気の探検に出かけたい! そんな想いを叶えてくれる『空想科学 かいじゅうのすみか 体感エンターテイメント』が、東京ドームシティ Gallery AaMoにて開催中だ。
これは、特撮世界の大家・円谷プロダクション(以下、円谷プロ)とパナソニック株式会社(以下、パナソニック)の最新デジタル技術により実現された、その名の通りの“体感エンターテイメント”。円谷プロが半世紀以上にわたり製作してきた作品に登場する、“かいじゅう”たちの世界を垣間見ることができる。彼らは地底から、湖から、そして宇宙から地球へとやってきたが、それにはさまざまな理由があったのだろう。そんな“かいじゅう”たちが、平和にのびのびと共生している世界が、この『かいじゅうのすみか』なのだ。
本展の見どころは、大きく7つ。それぞれに、本展でしか味わえない、そして体験できない時間と空間が広がり、私たちを待ちうけている。それでは、探検に出てみよう。
まず最初に現れるのは、「アンバランスゾーン」。東京のど真ん中に出現し、私たちを異次元世界へと吸い込むように誘う“ポータル”だ。パナソニックの最新技術である、濡れにくい“シルキーファインミスト”にレーザー光線と照明が組み合わさり、音響効果も相まって“異界の入口”を空間演出。マジカルかつ近未来的な不思議な空間となっている。実際に微粒なミストに触れてみたが、たしかに濡れない。リラックス効果もあるように感じ、ここだけで長い間を過ごせそう。しかし、探検はこれからである。
次に現れるのは「ユートピア」。私たちの進む道(通路)の両サイドには、レイヤー構造空間カーテンが設けられ、そこに青く光るかいじゅう・モルフォ蝶が映し出されている。この蝶は、触れるときらめいたり、色が変化したりするインタラクションデザインによって実現。蝶とたわむれはしゃいでいればヒーリング効果も期待できそうだが、奥の方からは、何やらおどろおどろしい叫び声が……。