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『ポケモンGO』“不法侵入”巡る集団訴訟が決着 4億円超支払い&一軒家近くのポケストップ一掃へ?

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 私有地に設置されたポケストップのため、プレイヤーが不法侵入や迷惑行為を行ったことを発端にして、米国カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所で起こされた集団訴訟は、ゲームを開発・運営するナイアンティックが400万米ドル超(約4億円)を支払うことで決着した。

“ポケモンGO”が“ポケモンNO”に?法的な解釈は曖昧なまま

 『ポケモンGO』により、人々が私有地に不法侵入することを奨励したとして、物件所有者は怒り心頭だった。『The Register』は、「ナイアンティックが不法侵入者を抑制することに同意し、“ポケモンGO”が“ポケモンNO”になる」と報じている(参考:https://www.theregister.co.uk/2019/08/23/pokemon_go_lawsuit/)。

 フロリダにあるオーシャンフロントのアパート所有者は、昼夜を問わず何百人ものプレイヤーが歩き回り、物にぶつかり、ゾンビのように振る舞っているのに仰天し、それは間もなく怒りにかわった。他にも、5人の異なる人がドアベルを鳴らして、ポケモンを捕まえるために裏庭に入れてほしいと頼まれたという苦情があった。

 『ポケモンGO』のパブリッシャーであるナイア​​ンティックは当初、非難も責任も受け入れていなかったが、訴訟を解決するために400万米ドル以上を支払うことになった。

 しかし、今回の裁判では結果的に、仮想現実・拡張現実上のアイテムや場所が、どのように財産法で解釈されるかについては断言されていない。裁判官が指摘したことには明確な先例がなく、この訴訟は法的状況をあいまいにしたままで終わってしまった。裁判官は、プレイヤーの行為には責任を負わないというナイアンティックの主張を認めなかったと同時に、不動産所有者の苦情もしりぞけた形だ。

オンライン報告システムで15日以内に苦情の95%を解決

 『ポケモンGO』は、現実世界の場所に仮想の動物を配置し、プレイヤーが動き回って、それらを捕まえるスマートフォン位置ゲームだ。ランダムに表示されるモンスターと同様に、ゲームにはバーチャルなモンスターが集まり、プレイヤーがゲームで使用するアイテムをゲットすることができる「ポケストップ」やバトルをすることができる「ジム」など、特定の場所に配置されたものもある。

 これまでの訴訟は、この「ポケストップ」が私有地に設置されたために、見知らぬ人が敷地に入ったことが大きな原因だ。そのため、ナイアンティックは和解の一環として、私有地でのゲーマーの行為に悩まされる人々のためのウェブサイトとオンライン報告システムを立ち上げることに同意し、15日以内に苦情の95%を解決するとしている。

 加えて、ナイアンティックは、一戸建て住宅の近くにある「ポケストップ」を削除し、そのような家の近くに新たなものを設置しないと述べた。また、ゲームに警告を追加して、周囲の状況に注意し、公園の開園時間に従うようにプレイヤーに伝えるという。

 『ポケモンGO』は3年前にリリースされるやいなや人気沸騰し、様々な奇妙な現象も生まれた。人気のスポットをうろついたり、車を運転中にプレイに夢中になったり、ゾンビのように歩くプレイヤーに衝突したりする事故が急増したり、ときにはイスラム教から勧告も受けたりしたが、依然として多くの熱心なフォロワーがいるゲームアプリだ。

      

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