『テラスハウス』東京編・第9話ーー春花と莉咲子のガチ喧嘩でテラハ史上一番“ヤバい”空気に

『テラスハウス』東京編・第9話レビュー

 翌日、朝帰りした翔平。莉咲子はまだ帰って来ず、春花もすでに出かけていたが、リビングにいた香織とケニーによって、昨日の一件を知ることになる。そのまま3人で、春花と莉咲子の一件について意見を交わす流れに。香織はなんとかして春花と莉咲子の居心地が良くなるようにしたいと考えているという。しかし、翔平は介入するべきではないと感じているようだった。悩むことでもないし、もう二人とも大人なんだから、仲をお膳立てする必要もないという見解を示す。あまりにドライな翔平の態度に、香織は少し苛立っている様子を見せた。

 その夜、リビングで話す、翔平と春花。莉咲子と喧嘩をしたことで、ケニーとも気まずい春花は、今は彼のライブに行きたくないと翔平に相談する。そして、莉咲子との件は、自分自身で向き合っていかなくてはいけないと思っているとも打ち明けた。そんな折に、莉咲子が帰宅し、春花と話したいと口にする。「一日考えてみて、私が悪かった」と素直に謝る莉咲子。春花もまた謝り返すが、続けて「昨日の今日で考え方は変わらないから、すぐ仲直りするのは気持ち悪い」とも伝えた。莉咲子はそれでも、お互いをよく知っていって、価値観が同じ部分を見つけていけたらと歩み寄る。春花も「そうだね」と同意するものの、決して笑顔は見せず、複雑な表情を浮かべていた。

 別の日の夜、春花しかいないテラスハウス。そんな時に、ハワイ編のメンバーである鮎澤悠介(イーデン・カイ)が訪ねてきた。たまたま遊びに来ただけだったが、タイミングがよかったため、春花は他のメンバーと衝突したことを悠介に相談する。悠介は一通り話を聞いたあと、「ハワイに一度帰国してしまうが、7月にまた日本に戻ってきた時に、ケニーに気持ちがなければ、遊びに行きましょう」とデートに誘う。悠介なりに春花を元気づけようとしたのか、それとも新たな恋の始まりか。さらに二人は、テラスハウス内を巡りながら、恋愛の話題で盛り上がった。何気なく悠介を褒める春花に、惹かれているような様子を見せる悠介。スタジオでは、春花のそんな姿を「弄んでいる」とも称していた。確かに春花は、ケニーの一件があったすぐあとに、悠介にモーションをかけたようにも見えるが、真相はいかに。

 そんな中、ケニーが帰宅。悠介とセッションすることに。二人に挟まれながら、静かに音楽を聴く春花だったが、次第に目に涙を浮かべ出す。音色に感動しての涙なのか、ケニーを思っての涙なのかはわからない。

■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter

■番組情報
『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』
2019年5月14日よりNetflixにて毎週火曜に新エピソード先行配信(4週に1週休止)
2019年6月11日よりFODにて毎週火曜深夜0時に配信予定(4週に1週休止)
2019年7月よりフジテレビにて、地上波放送予定
(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる