『テラスハウス』東京編・第7話ーーケニーを巡る三角関係がさらに加速、そして新たな三角関係も!?

『テラスハウス』東京編・第7話レビュー

 その日の夜、北海道で家族旅行をしていた流佳が帰ってくる。みんなにお土産を配ったあと、翔平と屋上に行き、旅行中に色々考えたので話を聞いて欲しいと、流佳は翔平をご飯に誘った。翔平は流佳の話にすごく興味があるようで、内容をとても気にしている様子。流佳も「翔平に話したい」と、あくまで翔平に伝えたいことを強調する。

 春花とケニーの話題で盛り上がるスタジオ。YOUは一貫して、春花は素直でかわいらしい態度だと主張する。トリンドルが、ケニーはどちらを選ぶのかと気にかけると、徳井義実(チュートリアル)は男性目線で、春花には弱みを見せたからこそ距離が縮まったのではと予想した。

 翔平をご飯に連れ出した流佳は、香織をどう思っているのかと質問する。翔平は「前よりも一緒にいて楽しい。でもそれが急に確変するのかはわからない」と正直な気持ちを語った。

 そこでシーンはテラスハウスのダイニングへと移る。次の日、翔平とデートだと言う香織は、翔平が仕事に対して、サークルの延長のような状態になっているのが気になると明かした。何度も聞くのは悪いかもしれないと前置きしつつ、仕事の考え方について問題があると指摘。「翔平には嫌われたくない……」と弱気な姿を見せる香織に、ケニーが「(翔平に言っても)大丈夫だよ」「それで嫌う人ではないよ、翔平は」と背中を押すと、香織は翔平に本音を話す決意を固めた。「いい日になるといいね」と香織に微笑みかけた莉咲子は、珍しく香織と一緒に部屋に戻っていく。去り際に莉咲子はケニーに声をかけ、運転の練習をしたいと伝える。するとケニーは「いい景色を見に行こう」と提案し、海に行く約束を交わすのだった。

 そしてシーンは翔平と流佳のご飯へと戻る。流佳は「莉咲子とも春花さんともデートをしたけど、付き合おうって気持ちにはならなかった。でも、香織さんは二人とは別なんです。仕事とかもリスペクトしていて、こういう人の人生を見てみたいなって考えちゃって」と思わぬ胸の内を暴露。それに対して翔平が「それって家族になりたいって感じあるよね」と相槌を打つと、流佳は「わかんない。でもそういう気持ちが強い。そう思った時に、翔平さんが頭をよぎったんですよ」と、今日呼び出した理由を述べる。翔平は「気にしなくて大丈夫よ」と流佳の気持ちを尊重すると、香織とデートに行った方がいいと勧めた。恋は思わぬ方向に進む。

 前回、流佳から急に方向転換した春花と莉咲子であったが、流佳もまた突如香織に舵を切った。それぞれ、恋愛としては違ったということだろうか。一方、二人から好かれているケニーがどちらを選ぶのかも注目だ。今のところは莉咲子が優勢と思われるが、この後の春花の出方が気になるところである。

■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter

■番組情報
『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』
2019年5月14日よりNetflixにて毎週火曜に新エピソード先行配信(4週に1週休止)
2019年6月11日よりFODにて毎週火曜深夜0時に配信予定(4週に1週休止)
2019年7月よりフジテレビにて、地上波放送予定
(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

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