藤本実氏率いるmplusplus、EXILEライブツアーで活躍の“4600個のLED使った旗”を開発
LEDを用いたダンスパフォーマンスシステムの開発と演出、テクニカルディレクションを行うクリエイティブカンパニーmplusplus株式会社は、LIVE等の様々なパフォーマンスに活用できる”LED VISION FLAG”の開発を発表した。
“LED VISION FLAG” は、エンターテインメントの舞台でよく使われる旗に着目し、旗の両面をLEDにすることでどんな模様にでも制御可能な次世代のパフォーマンスアイテム。今回の“LED VISION FLAG”ではLEDを旗の両面で4,600個装着し、その一つ一つを個別制御することにより様々なパターンをディスプレイのように表現することが可能となった。また、従来の旗ではできない動きのある模様や、複数の” LED VISION FLAG”を同期させることで、映像が旗を流れるようなパフォーマンスが行えるほか、旗のサイズや形状をカスタマイズすることも可能で、ダンスパフォーマンス以外にも活用できるという。
この” LED VISION FLAG”は、『EXILE LIVE TOUR 2018-2019 "STAR OF WISH"』で利用され、曲やダンス、ステージと連動して変化するパフォーマンスで、LIVEを盛り上げるアイテムとして活躍。今後は、旗の特徴を活かして活用の幅を広げていく予定とのこと。
mplusplus株式会社は、研究者・メディアアーティストとして活動を続けてきた藤本実氏が2013年に立ち上げたクリエイティブカンパニー。 ウェアラブルデバイスやロボットなど、新しい表現を取り入れたパフォーマンスをハードウェアの開発から演出、作曲、衣装のデザインまでトータルで行うことで統一された世界観を作り出し、ダンスに光の演出を組み合わせた ”Lighting Choreographer” は国内外でのパフォーマンスを成功、光の演出を担当する「SAMURIZE from EXILE TRIBE」は、カンヌライオンズ2018でも注目を浴びた。
同社は今回発表した“LED VISION FLAG” だけでなく、今後もパフォーマンスに活用できるシステムやプロダクトを開発し、新しい表現の形を提示していくという。
(文=リアルサウンド編集部)