YouTube番組『ガチンコザホルモン 』は映像企画のエポックに? 書類審査からオーディション編までを振り返る

 ともあれ。このようにホルモンが企画を立ち上げ、それを映像の番組に仕上げる、というのは今に始まったことではないが、「2号店」というアイディアの突飛さ、日清という大スポンサーと組んだことによって自由度が減るどころかむしろ上がっている点(ちゃんと毎回亮君以外のメンバーによるCMも入る)など、これまでのさまざまな映像企画の中でもエポックになるのではないかと思う、今回。

 ドキュメンタリーに亮君の仕込みによるフェイクドキュメンタリーが混じってくる構成の中で、そのフェイクドキュメンタリーを越えるくらい突拍子もないマジドキュメンタリーが勃発する瞬間が多々あるあたりに、特にワクワクする。

 ホルモンに限らずこういう作品を好きな者(私)からすると、大根仁が2009年に撮った『スチャダラパーの悪夢』や、企画構成制作すべて伊集院光による『伊集院光のばらえてぃーぷらす』『伊集院光のてれび』シリーズなどを思い出します。

 今後の展開も楽しみ。『VIVA LA ROCK』出演、というゴールは一応設定されているにせよ、「期間限定とか臨時店とかではない」と謳っているわけだし。

■兵庫慎司
1968年生まれ。音楽などのライター。「リアルサウンド」「SPICE」「DI:GA online」「ROCKIN’ON JAPAN」「週刊SPA!」「CREA」「KAMINOGE」などに寄稿中。フラワーカンパニーズとの共著『消えぞこない メンバーチェンジなし! 活動休止なし! ヒット曲なし! のバンドが結成26年で日本武道館ワンマンにたどりつく話』(リットーミュージック)が発売中。

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