ケイン・コスギに商品開発スタッフも eスポーツ業界のプロに迫る『電脳HUMAN』とは

コントローラー開発に心血を注ぐホリの開発スタッフ

[ホリ 商品開発部 内山翔太【続きぃぃeeeee!電脳HUMAN#015】

 2本目は、格闘ゲーマーには欠かせないアーケードコントローラーを手がける開発スタッフに焦点を当てた放送回。この動画には、精密な動作とボタン操作に対する正確な反応が求められるアーケードコントローラーの開発に魂を注ぐ、あるスタッフのひたむきな姿勢が収められている。

 「内山翔太」氏は、家庭用ゲーム市場の黎明期から数々のゲーム周辺機器を手がけてきた「株式会社ホリ」に所属するスタッフだ。内山氏が新製品の開発を担う上で心がけていることは、「操作を進化させる部品作り」。その徹底した意識は作業工程に現れており、例えば新型アーケードコントローラーのボタンは、詳細なデータを元に誤差を0.1ミリ単位で修正。ボタンのプッシュ具合や硬度といった箇所もこだわり抜いて仕上げを施している。また実際の使用感を聞くために、格闘ゲーマーが集う場所に足を運び、生の感想に耳を傾けることも。

 動画内で内山氏が「(ボタンの反応速度が)速過ぎず・遅過ぎずの塩梅が難しい」と語った通り、アーケードコントローラーの開発はスタッフの地道な努力によって産まれる賜物なのだ。

 テレビ東京公式Youtubeチャンネルでは、他にもいくつか『電脳HUMAN』放送回が公開されている。ゲーム解説者のハメコ。氏やプロゲーミングチームDetonatioN Gamingの「梅崎信幸」氏といった方々も出演しているので、気になる方は視聴してみてはいかがだろうか。

■龍田優貴
ゲームの尻を追いかけまわすフリーライター。時代やテクノロジーと共に移り変わるゲームカルチャーに目が無い好事家。『アプリゲット』『財経新聞』などで執筆。個人的なオールタイムベストゲームは「ファミコン探偵倶楽部」シリーズ。
Twitter:@yuki_365bit

関連記事