『ニコニコ超会議2019』、「VTuberの祭典」「超人間将棋」「アニサマワールド」など“注目の大型新企画”続々発表!
2月5日、東京・六本木のニコファーレで、株式会社ドワンゴが運営するniconicoの巨大イベント『ニコニコ超会議2019』の発表会が行われ、同社の夏野剛、伴龍一郎、奥井晶久らが登壇した。
「ニコニコのすべて(だいたい)を地上に再現する」をコンセプトに、2012年から千葉・幕張メッセで開催されている本イベント。昨年は過去最高となる16万1,277人を動員し、ネット視聴者数でいうと612万1,170人を記録。8回目を迎える今年は、4月27日、28日に開催が決定している。
今回の発表会では、4年目を迎える俳優の中村獅童とボーカロイドの初音ミクによる『超歌舞伎』をはじめ、『超歌ってみた』『超演奏してみた』『超ボーカロイドエリア』『超テクノ法要』といったお馴染みの企画に、ユーザー投票によって決まったシンボルマークの発表、そして、本年より新たに始まる新企画の情報解禁も行われた。
「大型企画始動!」との煽りで紹介されたのが『超将棋 supported by タカラレーベン』にて開催される『超人間将棋』。将棋の町として有名な山形県・天童市で開催されている天童桜まつりの目玉イベント人間将棋が、“ニコニコ超会議バージョン”となって初登場する。
人間将棋とはその名の通り、人間を将棋の駒に見立てて巨大な将棋盤の上に配置し、プロの棋士が対局するイベントのこと。天童桜まつりの人間将棋は、甲冑を身にまとった駒役の人間たちが攻防を繰り広げるのだが、『超人間将棋』では駒役が一般公募で、衣装は現在検討中。詳細については未定であるものの、niconicoのカラーを前面に出した「人間将棋」になることは間違いなく、奥井からは「コスプレイヤーさんとか武器を既に持っていますから、そういうのを駆使しながら参加していただきたいなと思います」と展望が語られた。
また、今年初登場の新エリア『超ヲタ芸エリア supported by LUMICA』では、ヲタ芸/サイリウムダンスの世界大会『サイリウムダンスワールドバトル』の日本予選が決定。これまで、アイドルの追っかけがライブパフォーマンス時に披露する「ヲタ芸」は、その名が示す通りある種のアングラな扱いを受けてきたが、今では海外を中心に「サイリウムダンス」という別の呼称が与えられ、スタイリッシュなスタイルに生まれ変わりつつあるのだという。
そのサイリウムダンスのデモンストレーションとして、ヲタ芸/サイリウムダンス パフォーマンスチームGinyu forcEのメンバーが登場。ステージ上でスペシャルパフォーマンスを披露して、会場は興奮のるつぼに。その踊りのカッコよさやメンバーのルックスを目の当たりにした夏野は「どこがヲタ芸なんだよ! ヲタ芸だと思ってやっていないでしょ?」と突っ込みを入れていた。
さらに、「特報」と銘打たれて明かされたのが、アニソンイベント『アニサマワールド in ニコニコ超会議 2019』と『VTuberの祭典』。
『アニサマワールド』は世界最大級のアニソンイベントとなった『アニメロサマーライブ』をより近い距離で気軽に楽しめるようにとのコンセプトで展開されているライブイベントで、『ニコニコ超会議内』で開催されるのは今回が初。また、『VTuberの祭典』は幕張メッセの11個あるうちの1個のホールをまるごと使用したイベント。いずれも3月末に詳細が公開されるとのことなので、3月25日に開催される『ニコニコ超会議2019 第2回発表会』での続報発表が待たれる。
■こじへい
1986年生まれのフリーライター。芸能・スポーツ・音楽・カルチャーのコラム・リリース記事から、ゲームのシナリオ、求人広告まで幅広く執筆中。