『JUDGE EYES』にも出演、MCUが語る“ゲームコレクターの矜持”「モノで“かさばりたい”」

MCUが語る“ゲームコレクターの矜持”

 「一番欲しいのは『スペースハリアー』の筐体」

ーーゲームをプレイするのはもちろん、それ以上に、見ることと集めることがお好きだということですが、「見る」ことについては、ゲーム実況やプレイ動画の登場で、趣味として成立しやすい環境になってきたのかなと。

MCU:これは有野課長(『ゲームセンターCX』)の影響が大きいでしょうね。トークも面白いし、うますぎず、下手すぎず、プレイもちょうどよくて。ただ、番組で取り上げられたゲームの値段が、中古市場で高騰するのだけが迷惑ですけど(笑)。『セプテントリオン』なんて、安いときに買っておいてよかったです。僕が見るのは初期のファミコンだったり、PCゲームだったりが多いですね。一番はセガのレトロゲームかな。プレイ動画ではなくて、ただゲーム画面を見ているのも楽しいんです。ありがたいのは、例えば、『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』みたいな復刻版だと、プレイもできるけれど、原画やBGMも細かく楽しめるようになっているじゃないですか。その機能大事!って思うんです。僕は攻略本も買う方なので、ゲーム自体に資料がついているのは最高だなって。ゲームより、そっちに時間をかけて楽しむかもしれません。

ーーコレクターの道に終わりはないと思いますが、何を手に入れたらいったん満足、という目標はありますか?

MCU:部屋自体がそんなに大きくないので、これ以上入らないな、というところではあるのですが、もう少し広くできるなら、一番欲しいのは『スペースハリアー』の筐体ですね。家にあったら最高だろうなあ。家庭用は、ほぼ揃っているので。新しいものではVRかな。カプコンさんでPS VRの『バイオハザード7 レジデント イービル』をプレイさせてもらったんですけど、一通りプレイしてVRヘッドセットを外したら、画面からめちゃくちゃ遠ざかっていて。えげつないくらい怖くて、『サマーレッスン』の方がよかったなと(笑)。バイオは初代が一番怖いと思うんですけど、また違った恐ろしさがあって。

ーー新しいゲームのお話も出ましたが、今後、こんなゲームがやりたい、という希望はありますか?

MCU:発売されてほしいものを考えると、最新版の『イース』がやりたいですね。『ロックマン11』も感動しましたし、歴史のあるシリーズの最新版をいろいろとやってみたいです。

ーーありがとうございます。最後に、MCUさんにとってゲームとは?

MCU:うーん、なんだろうな……。兄弟的なものですかね。僕は一人っ子で、ずっとゲームと遊んできたし、いまも遊んでいるので。そういう意味では兄貴みたいな感じかもしれない……いや、お姉ちゃんの方が欲しかったので、姉貴かな(笑)。ときにコントローラーを投げつけたり、ケンカすることもあるけど、僕にとってなくてはならないものだし、ずっと仲良くしていきたいなと。

(取材・文=橋川良寛)

■番組情報
『ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ』(TBSラジオFM90.5+AM954)
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