『テラスハウス』成長の第37話ーー綾と俊亮が“前向き”な卒業 気になる恋の結末は?
帰宅後、女子部屋に来た俊亮。俊亮は「遊びに行くというていで行ったけれど、自分としてはデート。こういう人がいたら付き合いたいって思うんだろうな」と自分の本当の気持ちに気づいたことを明かす。俊亮は「異性として見ていたわけではないけど、はっきり言ったら自分はバイなんだなって」と見つけたかったものの答えが見つかったことを優衣と綾に報告した。
そして続けて「自分はそれを見つけに来て、自分の中で整理がついたから、テラスハウスを卒業しようと思う」と卒業の決心をしたことを話す。開口一番、綾は「早くない?」と突っ込み、優衣もそれに同意し涙する。しかし俊亮にとって早くに答えが見つかったことはプラスになったという。みんなに打ち明けられて、受け入れてくれたことが支えになり、テラスハウスは自身で気づいたセクシュアリティを受け入れられる環境だったと説明。聡太に対しては好意があるとも話した。優衣は「それなのに卒業しちゃうの」と涙したが、俊亮は、聡太がストレートであるから身を引くということを伝えた。
所変わり、リビングで全員が集まる。まず綾から「やりたいことが決まった」という報告。そして卒業を報告した。突然の報告に驚くメンバーの中、聡太は「シュンとしたほうがいい?」と得意の毒舌かと思いきや、実はこの発言は、「みんながシュンとしちゃうから、いい話題なのに」と綾の将来がいい方向に進んでいることを祝いたいという気持ちからきた発言だとわかる。そしてまやも「応援したい」と前向きに話した。同じタイミングで俊亮も卒業を報告。理由を説明するのは言葉の整理ができてからがいい、と濁したが、家を出ることを説明した。
スケボー場でスケボーを楽しむ海斗の元に、元テラスハウスメンバーである貴之が登場。一緒に住んだことはない2人だが打ち解けたように話す。そして海斗は優衣とよくご飯に行っているということを貴之に報告。貴之も笑顔で話を聞いた。
テラスハウスでは俊亮と聡太と優衣が。優衣は空気を読んでか席をはずす。すると聡太は、俊亮の卒業の理由について訪ねた。俊亮はセクシュアリティの部分が、聡太と2人で遊んだことではっきりとわかったという。「彼氏ができたらこんな感じなのかな」と俊亮が感じた聡太とのデートについて話し、最後には「2人で遊びに行ってくれてありがとう」と締めくくる。聡太は「いいよ、そんなの」と遊びに行くのは当たり前だという態度を示し、俊亮の気持ちをしっかり受け止めた。
優衣とまやは2人でお祭りへ。初めて2人で出かけるという。そして優衣とまやは金魚すくいにチャレンジした。優衣がたくさんの金魚をとり、まやは「育てようよ!」と嬉しそう。そして2人で花火を見てお祭りの雰囲気を楽しんだ。
家では海斗と俊亮が待っている。帰宅して、優衣は「どう?浴衣」というと海斗はすかさず「あり!あり!」と笑顔。優衣たちがいなくなっても「浴衣可愛かったな~!」と話す。その後、優衣とリビングにいると海斗は「浴衣可愛いねって言われた?」と外で声をかけられたかと聞く。言われてないと優衣が答えると「浴衣可愛いよ」と伝える海斗。優衣が「明日休みなら俊ちゃんと3人で遊びに行く?」というと「うん、3人もいいけど、また2人でスケボーに行こう」と直球で優衣を誘った。2人の関係はゆっくりながらも着実に前に進んでいるようだった。
そして夜は綾と俊亮の卒業パーティー。庭でBBQをしながら、涙ながらに思い出を語る。綾は「この先何があるかわからないけど、死ぬまでに1番ってくらい大きな経験だった。みんなと出会えてよかったなって思いました」と涙声で話す。
俊亮は「友達を作りに来たわけじゃないけど、短期間にこんなに信頼できる友達ができた」と思い出を語る。「やりたかったことは全部できた?」と問いかける優衣に、俊亮は「最後の思い出で男子3人で風呂に入りたい」という。優衣が明かしたが、実は新メンバーの入居まではずっと男子は3人でお風呂に入っていたという。それを聞いて、現メンバーも3人でお風呂に入ることになった。俊亮は寂しそうな表情を時折見せながらも、3人での時間を楽しんだ。
次週は綾と俊亮の卒業が描かれる。入ったばかりでありながら、自分の目的をしっかり達成し卒業する2人を応援したい。そしてまた、次週以降からの新メンバーでテラスハウスがどう変わって行くのかも楽しみだ。
■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter
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