PASSPO☆根岸愛が語り尽くす、ゲームへの愛情「『テイルズオブ』シリーズは人生の教科書」

根岸 愛が語り尽くす“ゲームへの愛情”

「友だちを家に呼んで『そのオープニング飛ばさないで!』って」

根岸愛

ーーハードは特に選ばず、色々なものに挑戦していたんですか?

根岸:そうですね。任天堂のハードもPlaystation(R)もやっていますし、ポータブル系も持っていました。クリスマスプレゼントとして買ってもらったり、ソフトはお兄ちゃんと貸し借りしたり。

ーー兄妹で協力して、色んなハードもタイトルもプレイしていたんですね。

根岸:とはいえ2人の共有物だけど、私のものかお兄ちゃんのものかはそれぞれ分けていたんです。なので、ちょっと喧嘩したりすると貸してもらえなかったり。

ーーじゃあ、ゲームのためになるべく仲良くしよう、と思ったり?(笑)

根岸:はい(笑)。でも、対戦ゲームではお兄ちゃんに勝てなくて、いつも悔しい思いをしていました。女の子の同級生を呼ぶと、絶対にボロ勝ちできたんですけど(笑)。

ーー次第に同性のお友達ともゲームをするようになったんですね。

根岸:女の子と一緒にやるのは『どうぶつの森』や『マリオパーティ』シリーズ(ともに任天堂)のようなものが多かったですね。でも、『テイルズ オブ』シリーズが好きすぎて、どうしても友達にやらせたくなって、家に呼んで「ちょっとやって」って言って、ただただそれを見てることもありました。「そのオープニング飛ばさないで!」みたいなことを言いながら(笑)。今考えると、結構押し付けてましたね……。それくらい好きで、どうしても共有したかったし、会話できる人が欲しかったんですよ。中学生になると、パソコンも使うようになって、チャットで知らない人とゲームの話題で交流を深めることもありましたね。

ーー僕も根岸さんと同じくらいの世代なのでわかるんですけど、あの頃ってちょうどチャットとかPCのネットゲームが中高生にも波及してきた時期ですよね。根岸さんはどうでした?

根岸:ハンゲームは結構ハマってました。私の初めての課金はハンゲームです(笑)。どうしてもアバターが欲しくて、コンビニとかでウェブマネーを買いました。アバターがないユーザーを「白T」って呼ぶんですけど、そうやって呼ばれるのが嫌で嫌で、アバターに課金するようになったんです。

ーーかなり早い時期で課金のウマみを知ってしまったと(笑)。

根岸:そうなんです(笑)。でも、そのせいで今はあんまりスマートフォンゲームをやらなくなったんですよ。絶対に課金しちゃうから。

ーーなるほど(笑)。突っ込むのがわかるから遠ざけていると。

根岸:とはいえ、最近は据え置き型のゲームでも、課金のシステムがあるんですよ……。

ーーどんどん増えてきて、いまは当たり前になりつつありますね。

根岸:そういうゲームをやっちゃうと、逃れられないんです。今はバトロワゲームの『フォートナイト』(Epic Games/2017年)を中心にプレイしているんですけど、基本は無料のゲームですし、最初は「絶対課金しない」と決めてたんですよ。だけど「無課金だな、お前」みたいに煽られるから、それが嫌で嫌で(笑)。

ーーハンゲームと一緒のパターンじゃないですか(笑)。そんな根岸さんも、YouTubeのゲーム配信で「無課金だな、お前」と自分から言うようになって。

根岸:言うのも言われるのも楽しいんですよね(笑)。最初はボイスチャットも「大丈夫なの?」と思ってたんですけど、いまやもう当たり前のようになっていて、時代が変わったなと感じました。私はそういうゲームを『モンハン』(カプコン『モンスターハンター』)からスタートしたんですけど、普段絶対関わらないような人たちとゲームの中で関われるって、すごく夢があるなと思います。

ーー『モンハン』はどの作品からハマったんですか?

根岸:最初に手を出したのはPSPの『モンスターハンターポータブル 3rd』(カプコン/2010年)なんですけど、1回挫折しちゃって。これまでRPGばかりやってきたので、アクション系は苦手だったから結構きつくて。でも、Nintendo DSの『モンスターハンター3G』(カプコン/2011年)から本格的にハマりました。ある程度の難しさを超えたら、どんどん楽しくなってきたんです。

ーー初級者と中級者の壁って、なんとなくあって、それを超えると楽しくなりますよね。

根岸:ちょうど『モンスターハンター3G』が出た時に、たまたま神聖かまってちゃんのみさこさんとちばぎんさんのラジオに出させていただいて。挫折したことを話したら、2人はモンハンの経験者なので「ちょっと一緒にやる?」と誘ってくれたんです。上手い人と一緒にやったおかげで、挫折から引き上げてもらったので、すごく感謝してますね。一人で独学でやってるとなかなかモチベーションも上がらなかったし、協力プレイで勝手に倒してくれるのを見て、自分も強くなった気がしたり。何の装備がいいとかも全部教えてくれるので、ゲームの先輩は本当に尊敬します。

根岸愛

ーーお話を聞く限り、本当に様々なゲームのジャンルにハマっていますね。

根岸:昔はパーティ系やRPG、あとほのぼのした感じのゲームが多かったので、FPS・TPSに慣れるまでは難しかったんですけどね。『フォートナイト』も最初の方は本当に苦戦しました。エイムもめちゃくちゃ下手でしたし。『スプラトゥーン』(任天堂/2015年、2は2017年)は2からプレイし始めたんですけど、ジャイロ機能も慣れるまでは大変でしたね。

ーーいわゆる体の動きも伴うアクションゲームは、慣れるまでなかなか難しいという印象があります。

根岸:最近は指先だけのゲームじゃないものも多くて、それはそれで楽しいんですよ。ゲームセンターも好きですし。最近はVRなども発展してきてるから、『フォートナイト』のようなゲームをVRでやったら面白そうだなと思います。空、飛んでみたいですよね(笑)。『ソードアート・オンライン』もかなり好きなので、生きてるうちにああなったらいいなと期待してるんです(編注:同作では、仮想空間でのゲームと現実の境界がなくなり、人々がオンラインゲームの中に取り込まれる)。本当に死んじゃったら困りますけど(笑)。

ーー(笑)。ゲームセンターも好きとのことですが、アーケードゲームも昔からやっていたんですか?

根岸:小・中学生のころは、家族で週に一回ゲームセンターに行く日があって、最初の方はメダルゲームをやっていたんですけど、だんだんお金を使うゲームに興味が出てきて。UFOキャッチャーとかもそうなんですけど、リズムゲームの『pop'n music』(コナミ/1998年~)や、『クイズマジックアカデミー』(コナミ/2003年~)をやっていました。今でもたまにゲームセンターに行くとやるんですよ。いつか『pop'n music』に自分たちの曲が入ればいいなと思ってたんですけど……。

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