『FGO Duel』最速先行体験会レポート 細部まで再現されたフィギュアは“立体感”も楽しめる?

『FGO Duel』ユーザー向け最速先行体験会をレポート

 東京・秋葉原「AKIBA_SQUARE」で7月15日、『Fate/Grand Order Duel -collection figure-』(以下、FGO Duel)のユーザー向け最速先行体験会が行われた。

 早く遊べるのを楽しみにしていたであろうファンも多いなか開催された本イベント。ゲームの企画・開発を担当した、FGO PROJECT クリエイティブプロデューサー・塩川洋介、ゲームルール開発を手がけた有限会社ワンドローより小宮山桂太、アニプレックスより後神智昭3名が登壇。

 『FGO Duel』がどのように作られたのかその裏側が明かされたほか、初めてプレイするマスターに向けて登壇者がゲームを実践し、ゲーム内容を紹介してくれた。ここではその様子に加え、実際のプレイ内容についても触れていく。

開発者による制作秘話が語られる

 まず初めに塩川洋介、小宮山桂太、後神智昭3名が登壇し、開発者トークで場を温めた。ここでは、3つのテーマをもとに『FGO Duel』の制作秘話など、ユーザーが気になっているであろう内容が語られた。「ミニフィギュア生産の際にこだわった点、苦労した点は?」という質問には、「コストが上がってきたため、コストを抑えるのが苦労した」と小宮山。サイズ感にもこだわっており、特に瞳に力を入れているとのこと。また、サーヴァントの持つ武器など細部まで再現することを重視していたため、出来上がったものに不満があればリテイクをし、満足いくまで試行錯誤を重ねたそうだ。『FGO Duel』が発表されるまではまだほとんどのサーヴァントが立体化されておらず、塩川らは「ゲームではキャラクターの背後を見れなかったが、フィギュア化したことで楽しめる」とゲームとして遊ぶ用途以外の魅力についても教えてくれた。

 続いて、「ゲーム開発にあたって、一番こだわった点、苦労した点」について。ここで塩川は2点実現したいことを述べた。ひとつはバトルキャラを現実のものにすること。そして、もうひとつは『FGO』原作のコマンドカードがボードゲームと似ているため、システムの一部に盛り込みたかったと明かした。後神からは「どのレアリティのサーヴァントでも活躍できるよう調整している」と、『FGO』のように星に左右されないゲーム性を追求しているようだ。最後は「パーティを組む際におすすめのサーヴァントは?」。これに「マシュですね。『FGO Duel』でも頼れる後輩だなと思ってもらえるようなキャラになっています」(塩川)、「スカサハですね。クイックパーティーは使うのがテクニカルですが、決まれば強いのでイチオシです」(小宮山)、「マーリンです。杖の造形や、髪のシャドウを入れるので生産が難航したため愛着が沸いています」(後神)と、それぞれでお気に入りのサーヴァントを紹介していた。

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