乃木坂46、“インフルエンサー”としての影響力 シンクロ坂から乃木撮まで、SNS露出を追う
乃木坂46の白石麻衣が、5月12日放送の『世にも奇妙な物語’18春の特別編』(フジテレビ系)にて、ドラマ単独初主演することを発表。彼女自身がセンターを務めた楽曲「インフルエンサー」を彷彿とさせる役どころに注目が集まっている。白石が出演するのは「フォロワー」という一編で、“港区のOLハル”こと藤田小春を演じる。小春は、普段は地味な印刷会社に勤めて安普請のアパートに住んでいるのだが、写真投稿SNSではキラキラした生活を演じて、多くのフォロワーを持つ“インフルエンサー”を目指している。役どころについて白石は、「女子からしたら鼻につく、反感を買ってしまうような役ですが、今までこういうキャラクターを演じたことがなかったので新鮮です」と意欲を見せている。
ところで乃木坂46のメンバーは、実際にはTwitterやInstagramなどのSNSをやっていない。メンバーが個人で発信をするのは、公式サイトに掲載されているブログがメインである。しかしながら、運営が管理する乃木坂46の公式Twitterがあり、そこで多様な企画が行われることで、メンバーたちの日常を見ることができる。現在は、4月25日にリリースされる新シングル『シンクロニシティ』にちなんで、「シンクロ坂」という企画が行われている。これは、日替わりで毎日、メンバーのひとりがお題としてあるポーズを取ると、ほかのメンバーも“シンクロ”して同じポーズの写真を投稿するというもの。たとえば白石は、4月16日に若月佑美が出したお題【シャキーン】のポーズを決めている。Twitterならではのこの企画は瞬く間に拡散し、メンバーそれぞれが訪れた現場では、ほかのタレントたちも巻き込んでシンクロするなど、グループの垣根を越えた広がりを見せている。メンバー個人が発信しているAKB48とは異なるアプローチでのSNS活用だが、その影響力の高さや拡散力は十分にインフルエンサーと呼べるものだろう。
さらに乃木坂46のメンバーは写真集を発売する際に、その公式アカウントが立ち上がるケースが多い。6月26日には、メンバーのオフショットを集めた写真集『乃木坂46写真集 乃木撮 VOL.01』(講談社)が発売されることが決定し、同写真集の公式Twitterアカウントはわずか30Tweetしかしていないにも関わらず、すでに11万人以上のフォロワーを獲得している。このアカウントでは、メンバー同士の自撮り動画などが不定期に投稿されていて、彼女たちの素の表情を楽しむことができる。