本日『プロフェッショナル』出演のヒカキン 殺害予告すら神対応でかわす、プロYouTuber精神を読み解く
YouTuberのヒカキンが、3月19日19時30分より放送の『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)に出演する。自身のチャンネルで、同番組でYouTuberが新しい職業として認められたことを「プロという言葉と無縁だったからさ〜」と語り、ファンに喜びの声を伝えている。※トップ画像は『プロフェッショナル 仕事の流儀』公式告知動画より。
彼が老若男女問わず愛され、認知される国民的YouTuberになった要因は、企画の面白さだけでなく、その言動から、愛すべき人柄と、プロとして自分を律し、ファンを大切にする姿が伝わってくるからだろう。
17日深夜には、ツイッター上で自身に投げかけられた殺害予告に対して、「殺すと言われた側は、本当か冗談かわからないものなので、怖いものなんです」「ちなみに、先ほどのツイートは、僕が証拠を持って警察に行けば捕まる内容なので、気をつけて下さいね」と相手を諭し、これが“神対応”だとして話題になった。ヒカキンのチャンネルには、必ずしもリテラシーが高いとは言えない若年層も多い。彼は常にそのことにも配慮した言動をとっており、決してイメージがいいとは言えなかった「YouTuber」の地位向上にも大きく貢献してきたと言える。なんとなくアンチだったが、動画を見てファンになった、という声もよく聞かれるところだ。
他にも、まさにプロフェッショナル、という言動は随所に確認できる。ファンサービス満載の握手会は有名で、相手の要望に即座に応えつつ、一人ひとりに丁寧に対応する。1年365日、動画を投稿し続け、人を楽しませる技術を磨いてきたからこそできる対応だ、と唸らされる。
また、国や地方自治体に許可を取り、あるいは役所や消防、警察とタッグを組んで、地域を盛り上げる企画を立てることも少なくない。昨年夏には兄のセイキンと友人のマスオと共に茨城県結城市で花火大会を主催し、「来年もまたやってくれよ!」と地元の人たちに感謝される一幕もあった。YouTubeというグローバルなツールを使いながら、全国津々浦々のファンもしっかり楽しませようというプロ意識が、ファン層をさらに広げている。