『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章 赤日の出撃』11月22日より上映 特報&ビジュアルも
7月19日より上映開始された『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第一章 黒の侵略』の次回作となる『ヤマトよ永遠に REBEL3…
都庁内スタジオでのラジオの公開録音に1000人が殺到するなど、現在の声優界でトップクラスの人気者。その人気もうわついたものではなく、『機動戦艦ナデシコ』のミスマル・ユリカに始まり、『ボンバーマンビーダマン爆外伝』のしろボン、『神風怪盗ジャンヌ』の日下部まろん(=ジャンヌ)、『ブルー・ジェンダー』のマリーン、『機巧奇傳ヒヲウ戦記』のヒヲウ、『アルジェントソーマ』のハティ……など、主役やヒロインを立て続けに演じた実力に裏打ちされている。
それだけに、役者として一本立ちする前でもアイドル的人気があればCDを出して——という近年の声優界の風潮には違和感を覚えていたようで、アニメやゲームがらみのキャラクター・ソングは歌いつつ、「オリジナル・アルバムは出しません」と言い続けてきた。
しかし、アニメの曲で作詞に携わっていた北川恵子氏と出会い、アニメの付属品のキャラクター・ソングでひと言ひと言まで大切にする姿勢に深く共感。同じくアニメの曲で出会った作曲家・服部克久氏と3人で組み、誕生日に当たる01年12月12日、1stアルバム『Flores〜死者への花束』をリリースした。
この作品も確かに、歌モノというより"表現活動の一環"という印象が強い。自分の趣味嗜好を打ち出すのでなく、1曲ごとに役者として演じてるというか。声の耳触りまで曲によってまるで違うのは、一流声優ならではだが。情念を表現した濃い曲もあり、おまけにアルバムのラストなど節目で、宮澤賢治の朗読が3編。岩手出身の彼女はもともと賢治に傾倒していて、ライフワークとして朗読会を各地で開いてるのだが、アルバムのテイストをいっそう濃いものにしている。
第三者としては"もう少しポップにしたほうがセールス的に……"などと考えがちだが、そういう部分で妥協しないのが彼女らしいし、こうした作品でなければ、やはりアルバムにはしなかっただろう。 (斉藤貴志)
7月19日より上映開始された『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第一章 黒の侵略』の次回作となる『ヤマトよ永遠に REBEL3…