朝陽の優しい光をまとった石橋静河の姿が 朝ドラ『ブラッサム』ポスタービジュアル公開

2026年度後期のNHK連続テレビ小説『ブラッサム』のポスタービジュアルが公開。また、タイトル映像の監督を奥山大史が務め、ドラマの語りを三條雅幸アナウンサー(NHK大阪放送局)が担当することが発表された。
本作は、明治、大正、昭和を駆け抜け自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルとした物語。主演を石橋静河が務め、加賀まりこ、松たか子、国仲涼子、渡部篤郎らが出演する。
明治30年(1897年)、山口県岩国に生まれた珠。実母は2歳の時に亡くなり、父と継母によって育てられた。女学校卒業後に代用教員として働き始めるが、解雇されて故郷を追われることに。親戚を頼って上京した珠は、幼き日の夢を強く意識し、小説の懸賞応募から作家の道を切り開いていく。しかし、関東大震災や戦争、結婚と離婚、倒産や借金など、激動の時代の中でさまざまな困難にのみ込まれながらも、作家として生きることに向き合い、才能を開花させていく。
公開されたポスタービジュアルは、物語の舞台・岩国の象徴とも言える錦帯橋のすぐ脇の桜並木で、早朝の春霞の中で撮影された一枚。桜を見上げる石橋の横顔が、朝陽の光をやわらかくまとって切り取られている。デザインを矢後直規、撮影を石田真澄、ヘアメイクデザイン・メイクを人物デザイン監修のUDAが手がけた。
矢後は、東京ADC賞、JAGDA新人賞など数多くの賞を受賞し、百貨店の広告や航空会社のブランドデザイン、CDジャケットなど幅広いアートディレクションを手がけるアートディレクター。石田は写真家として活動し、2026年APA AWARD広告部門優秀賞を受賞している。UDAはNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でるい役・深津絵里のヘアメイクデザインを担当したメイキャッパーだ。
また、毎朝流れるタイトル映像の監督を務めるのは、映画『ぼくのお日さま』の監督を務めた奥山。撮影は映画『そして父になる』でカンヌ審査員賞を受賞した瀧本幹也、振付はシルク・ドゥ・ソレイユで日本人男性ダンサーとして初めて起用された辻本知彦が担当する。
ドラマの語りは、NHK大阪放送局の三條アナウンサーが務める。
コメント
矢後直規(ポスタービジュアルデザイン)

あの時はずっと雨が降っていて、前日の下見では思っていたよりも寒く、まだ春が来る少し手前なのではないかと、みんなが感じていました。撮影当日も曇り空で、晴れを期待しながらも、この天候だからこそ成立する写真を頭のどこかで考えていた気がします。
ところが撮影が始まると、雲が太陽を避けるように流れ、今まで体験したことのない不思議な「晴れ」が訪れました。景色はやわらかく明るくなり、桜や草木が季節の訪れを教えてくれているようで、まるで春が始まる瞬間に立ち会ったようでした。
このポスタービジュアルには、その春の始まりが映っていて、桜を見上げる石橋さんの瞳には、その少し先の春が映っていました。それはまさに、葉野珠の人生が静かに動き始める、物語のスタートにふさわしい一枚になったと思います。
石田真澄(ポスタービジュアル撮影)

“隣にいる珠ちゃん”という言葉のもと、錦帯橋と満開の桜に囲まれながらポスタービジュアルを撮影しました。
朝陽を浴びて優しく透ける桜の花びらのように、瞳や肌がふんわりと光をまとった珠ちゃんの横顔を、今でも鮮明に思い出すことができます。
光を集める人なんだと思いました。
愚直に、そして魅力的に生きる珠ちゃんを、見守るというよりも、眩しい存在として見つめ続けていきたいです。
UDA(人物デザイン監修)

今回、人物デザイン監修を担当させていただく『ブラッサム』は、作家・宇野千代さんをモデルに描いた物語です。
主人公の葉野珠さんは、明治・大正・昭和という三つの時代を生き、さまざまな困難と向き合い、しなやかに鮮やかに乗り越え、多くの女性に、自らの人生と文学を通して、自分らしく生きることの大切さ、一歩を踏み出す勇気、そして、乗り換えた先にある本当の幸せを伝えようとする、瑞々しい女性です。
現代の感覚からすれば、驚くような生き方に感じるところもあるかもしれませんが、今の時代だからこそ自分の心の奥にある本当の声に耳を傾けながら、珠さんの生き様を見守っていただければ、皆さんにとって何か生きるヒントや勇気につながる支えになるかもしれません。
明治の女学生、大正ロマン、アールデコといった時代を背景に、珠さんの人物デザインをする上で、昔の物語にならないよう、キャラクターの性格を踏まえながらも、現代の感覚を少しずつ薄い皮膜としてかけています。
キャラクターのチャーミングさにも是非注目していただけたら。
そして、この『ブラッサム』という物語を通し、宇野千代さんが実際に言っていた「花咲婆さんになりたい!」という願いを、珠がどのように体現していくのかを感じていただけたらと思います。
その姿が、皆さん一人一人が自分の花を咲かせるきっかけになったらとても嬉しいです。
奥山大史(タイトル映像監督)

「私は花咲婆さんになりたい」
そう繰り返し綴っていた宇野千代さんの夢を、主人公である葉野珠さんが叶えるような映像にしたい、と考え始めました。
とはいえどんな構成にしたら良いのだろう、と具体を悩んでいたところ、YOASOBIさんによる楽曲が届き、ぐっと撮るべき景色が見えてきました。
撮影は瀧本幹也さん。自然の息吹と珠さんの笑顔を生き生きと映し出してくださいました。
振付は辻本知彦さん。誰もがつい真似したくなる愛おしい踊りが登場します。
お二人をはじめとする妥協を知らないスタッフの皆さんと、石橋静河さんの力によって、素晴らしいタイトル映像が完成しました。ぜひ放送を楽しみにしていただけたら嬉しいです。
三條雅幸(語り/NHK大阪放送局アナウンサー)

10年前、当時のヒロイン発表会見を報道番組のリポーターとして取材していました。「いつか朝ドラとのご縁が芽吹けばいいなぁ」と、かすかに願ったことを覚えています。子どものころから朝ドラが好きで、せりふを真似て遊んだこともありました。今は「こんなことってあるんだなぁ」と、胸がじんわりしています。石橋静河さんはじめ、多彩なキャストの皆さんが紡ぐ『ブラッサム』。多くの人のもとへ咲き広がることを願いながら、心を尽くしてまいります。
佐藤玲衣(ポスタービジュアル・タイトル映像担当ディレクター)
珠さんの目には、いったいどんな景色がうつっているんだろう……その視線の先を、隣で一緒に見てみたくなる、そんなポスタービジュアルになったと感じています。制作にあたっては、「今この瞬間にしかいない珠さん」を捉えたいという思いで、撮影を石田真澄さんにお願いしました。日々表情を変える桜のように、一瞬一瞬を夢中で生きる珠さんの姿を、矢後さんと石田さんが形にしてくださいました。今後は今回のビジュアルに加え、物語とともに歩みを進める珠さんを映した新たなビジュアルもお届けする予定です。
そして、タイトル映像は、その日の物語や見てくださる方々の心情によって表情を変え、日々伴走していくような時間を目指して、奥山さんに監督をお願いしました。奥山さんが紡いだ“花咲か珠さん”の姿には、勇気をもらえる瞬間もあれば、「そのままでいいよ」とそっと語りかけてもらえるような……不思議な力があります。ぜひ楽しみにお待ちいただければうれしいです。
村山峻平(制作統括)
今回発表したポスタービジュアルは、『ブラッサム』の舞台・岩国の象徴とも言える錦帯橋のすぐ脇の桜並木で、早朝の春霞の幻想的な雰囲気の中、撮影されたものです。
モデルとなった宇野千代さんの故郷の地で、UDAさんを中心にチームで作り上げた主人公・葉野珠の姿が、石田さんが向けるカメラのシャッター音とともに、空から降り注ぐ光と錦川の水面から反射する光に包まれる光景はとても印象的でした。その表情は、「まだ何者でもない主人公」が一歩前に踏み出す瞬間のさまざま感情に満ちています。
そして、毎朝の放送で流れるタイトル映像を奥山さんに担当していただくことになりました。「咲き誇れ」というドラマのコンセプトに真摯に向き合ってくださり、知らず知らずのうちに一歩また一歩と踏み出してしまうような、主人公・珠の心の栄養にもつながるアイデアあふれる映像になっています。
タイトル映像とポスタービジュアルとともに、主人公・珠の成長の一日一日を視聴者の皆様に温かく見守っていただけたらと願っています。撮影現場も『ブラッサム』の放送をお届けできる日が近づいてきて、緊張感と高揚感で湧き立っています。
■放送情報
連続テレビ小説『ブラッサム』
NHK総合にて、9月28日(月)スタート 毎週月曜から金曜8:00~8:15放送/毎週月曜~金曜12:45~13:00再放送
NHK BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜8:15~9:30再放送
NHK BS4Kにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:石橋静河、加賀まりこ、松たか子、国仲涼子、渡部篤郎ほか
作:櫻井剛、小松與志子
音楽:fox capture plan
主題歌:YOASOBI
語り:三條雅幸アナウンサー(NHK大阪放送局)
人物デザイン監修:UDA
タイトル映像監督:奥山大史
タイトル映像撮影:瀧本幹也
タイトル映像振付:辻本知彦
主題歌の原作小説:綿矢りさ
制作統括:村山峻平、櫻井壮一
プロデューサー:大野陽平
演出:盆子原誠、中泉慧、佐藤玲衣、田中陽児、小林直毅、野田雄介
ポスタービジュアルデザイン:矢後直規
ポスタービジュアル撮影:石田真澄





















