関水渚の“絶対に諦めない”という決意 「泥臭くても諦めずに前を向き続ける人でありたい」

 カンテレ・フジテレビ系の水曜23時に新設されたドラマ枠の第1弾として大きな話題を呼んでいる『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』。主演の横山裕演じる主人公・磯貝史郎のバディとなるヒロイン・黒井ヒナタを、『カイジ ファイナルゲーム』『コンフィデンスマンJP プリンセス編』などの関水渚が演じている。座長・横山との深まった信頼関係から、原作コミックへのリスペクトを込めた細かなビジュアルのこだわり、そして20代後半を迎えた一人の俳優として掴んだ「諦めない」という決意まで、たっぷりと語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

横山裕は「心から信頼できる座長」

――クランクイン前のお二人の囲み取材から時間が経ちましたが、横山裕さんとの関係性は深まりましたか?

関水渚(以下、関水):はい! 本当にすごくよくしていただいています。

横山裕の“ツッコミ”と関水渚の“笑顔”が鍵に? 7月期新ドラマの異色バディに意気込み

人と群れない一匹オオカミの刑事・磯貝史郎役で横山裕が主演を務め、殺人鬼に触れると“殺した人数”が見えるという特異な能力を持つ女性…

――実際の撮影で、お芝居を通して向き合ってみて、横山さんの印象に変化や新たな気づきはありましたか?

関水:横山さんは現場にいるとき、みんなのお父さんのようでもあり、ふとした瞬間に男の子のような無邪気な少年っぽさも見せてくださる方で。でも、いざカメラが回ってお芝居をされるときは、すごく澄んだ目をされるんです。お芝居に対して熱い方で、現場でも「こうしてみよう」って積極的にアイデアを出して引っ張ってくださる頼もしい存在です。知れば知るほど、いろんな魅力的な顔をお持ちの方だなという印象ですし、お芝居もすごくやりやすいです。横山さんが常に力みのない、とても自然なお芝居を投げてくださるので、私自身も肩の力を抜いて、自然体で現場にいられる気がします。

――現場の雰囲気を和らげてくれるような場面も?

関水:たくさんあります! 撮影中、いま撮ったカットがOKなのかNGなのか、監督たちの判断をみんなでドキドキしながら待っているような深刻な“間”ができることがあるんです。そんなときに横山さんが「……ってことは、今のカットはオッケーってことでしょう!」って、現場のみんなが思わずクスッと笑っちゃうような絶妙なトーンで言い放ってくださるんです。緊張感を一瞬で和らげて笑いに変えてくれる。言葉選びとタイミングが本当に上手で、心から信頼できる座長です。

――横山さんも関水さんも、本作では走り回ったり激しいアクションがあったりと、ハードなシーンが多そうな印象を受けます。

関水:アクションシーンは本当に多くて、何日間もかけて1つのアクションを撮ったり、1日中ずっとアクションだけをやっている日もあります。大変ではありますけど、すごく楽しいです。

――実際に現場で「黒井ヒナタ」として過ごす中で、事前のイメージから変化した部分はありましたか?

関水:自分で演じてみて、想像していたよりも「子どもっぽいんだな」と気づきました。

――“子どもっぽい”ですか?

関水:良くも悪くも、目の前の出来事を全部ダイレクトに受け止めてしまう子なんですよね。世の中のすべてが初めてみたいな感覚というか。だからこそ、若さゆえの無鉄砲さみたいなものもありますし、周囲に対して「こうしてほしい」「なんで考えてくれないの?」っていう感情をそのままストレートに口に出すんです。私だったら「こんなこと、恥ずかしくて言えないな」って思ってしまうような本音も、ヒナタは躊躇なく言えてしまう。そこは演じていてすごく羨ましかったですし、単に若いだけじゃない、彼女の根本にあるピュアさなんだなと感じています。

――原作は非常に人気の高いコミックですが、実写化にあたって原作のヒナタの再現度と、関水さんならではのオリジナリティのバランスはどのように意識していますか?

関水:漫画の中で印象的だった表情やポーズは、意識的にドラマの中にちりばめるようにしています。例えば第1話のクライマックス、10分間ほど続く激しいアクションの後に、ヒナタが顔をガッと掴まれるシーンがあるんです。原作の最初のほうにも同じ構図のインパクトのあるコマがあって、漫画を読んだときにすごく印象に残っていたので、画面でも全く同じ表情になるように心がけて演じました。

――原作の良さをリスペクトしつつ、実写としての生々しさを加えていくのですね。

関水:はい。やっぱり漫画のコマには描かれていない、セリフとセリフの間の“間(ま)”や、実写ならではの空気感は自分自身で補っていかなきゃいけない部分です。原作に描かれているヒナタの魅力をベースにしつつ、ドラマだからこそ表現できるリアルをプラスしてお届けできたらいいなと思って挑戦しています。

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