『VIVANT』『告白』『マイ・フィクション』 2026年夏は“土日の考察ドラマ”に注目!

夏クールは、地上波ドラマにおいてミステリーやサスペンスの要素を含む作品が数多く並んだ。特に土日には「考察ドラマ四天王」と言うべき注目作品が集中しており、考察好きの人は謎解きで夜も眠れなくなりそうだ。

まずは、7月11日に放送が開始された『告白-25年目の秘密-』(日本テレビ系)。主演は、意外にも地上波ドラマ単独初主演となる松村北斗だ。物語は、主人公・雪村爽太(松村北斗)が、幼少期から25年間にわたり一途な思いを抱き続ける野瀬麻里子(岡崎紗絵)に声をかけたことから動き出す。麻里子が婚活を始めたことをきっかけに、彼女の周囲では不可解な出来事が連続して発生する。
現時点における着目ポイントは、誰が事件を起こしているのか、本当に爽太が犯人なのか、そして25年前の「秘密」と事件の関係とは何かという点だ。豪華キャストそれぞれが思惑を抱えており、「誰を信じればいいのか分からない」展開から目が離せない。

日曜には、3本のサスペンスドラマが連続して放送される。7月5日に第1話が放送された『マイ・フィクション』(ABCテレビ・テレビ朝日系)は、玉森裕太が主演を務めるオリジナル作品だ。伊川正樹(玉森裕太)が川に転落し、1週間後に目を覚ますと、そこには自分が存在していない世界が……。妻(宮澤エマ)にも忘れられ、自宅では見知らぬ他人が自分に成りすまして生活している。本作の怖さは、自分を証明できない絶望にある。目下の注目ポイントは、周囲の記憶や社会的な記録が改ざんされている仕組み、定期検診や頭痛との関連性、死んだはずの文鳥の復活、主人公を助ける女性の自宅にある遺影が伊川と瓜二つである謎だ。果たして、誰にとっての“フィクション”なのか。大がかりなトリックと共にタイトルが回収される瞬間が今から楽しみだ。

続いて、7月5日放送開始の『一次元の挿し木』(読売テレビ・日本テレビ系)では、山田涼介が主演を務める。本作は第23回「このミステリーがすごい!」大賞の文庫グランプリを受賞した松下龍之介による同名小説が原作。4年前に失踪した義妹・七瀬紫陽(堀田真由)のDNAと完全に一致する200年前の人骨が発見される不可解な事件から始まる物語の核心は、親子でも起こり得ない「DNA100%一致」の真相だ。鑑定に用いられた髪の毛のすり替え疑惑、中身が空の棺桶で葬儀を強行しようとした義父の真意、バディとなる教授の姪(白石聖)の正体など、考察ポイントは盛りだくさん。早くも、SF的なクローン説も取りざたされているように、毎話ネットをざわつかせることになりそうだ。

さらに、7月26日スタートの『VIVANT』(TBS系)は、堺雅人が主演を務める大ヒットドラマの続編で、今期の大本命。福澤克雄が原作・演出・プロデュースを一手に担う本作は、前作の自衛隊秘密組織「別班」をめぐる謎や主人公・乃木憂助(堺雅人)の二重人格といった設定を引き継ぎ、2クール連続の放送が予定されている。すでに様々な未回収伏線に注目が集まっているが、とりわけ気になるのが、前作の終盤で乃木と結ばれた医師・柚木薫(二階堂ふみ)の“正体”だ。その献身が別班の精鋭である乃木すらも欺くための偽装工作である可能性を含め、彼女の愛が真実なのかはファンにとって気になるところだろう。
これら考察ドラマの共通点になりそうなのが、愛する人や身近な人をめぐる大どんでん返し。思いもよらぬ真実に、多くの視聴者が胸を躍らせる夏になるに違いない。





















