齊藤京子×仲村悠菜×小川未祐×今村美月×桜ひなの 『恋愛裁判』“ハピファン”インタビュー

『恋愛裁判』“ハピファン”インタビュー

 「アイドルが“恋”をすることは“罪”なのか」という大きな問題を観客に問いかける深田晃司監督の最新作『恋愛裁判』。主演を務めたのは、かつて日向坂46として活動した元アイドルの齊藤京子だ。劇中ではアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のセンターで、久しぶりに再会した中学時代の同級生と恋に落ち、所属事務所から「恋愛禁止条項違反」で訴えられる山岡真衣を演じている。そのほかのメンバーには、私立恵比寿中学の現役メンバーである仲村悠菜(清水菜々香役)、『よこがお』(2019年)に続いての深田監督作品出演となった小川未祐(大谷梨紗役)、STU48の元メンバーである今村美月(三浦美波役)、いぎなり東北産の現役メンバーである桜ひなの(辻元姫奈役)が名を連ねた。そんなハッピー☆ファンファーレの5人による座談会を実施。オーディションで掴んだ役への思いや、5人の仲が深まった意外なきっかけ、作品の見どころまでを語り合ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

アイドル“ハッピー☆ファンファーレ”としての役作り

齊藤京子

ーーみなさんはオーディションでそれぞれの役を掴んだそうですね。出演が決まったときの心境を教えてください。

齊藤京子(以下、齊藤):脚本を読んだとき、「絶対にこの映画に携わりたい!」と思いました。私が演じた山岡真衣という役は、グループへの思いが私が以前グループに所属していたときの思いとすごく似ていて、共感するところがたくさんあったんです。「元アイドル」という経験を活かして、よりリアリティを出したいという気持ちが強かったので、決まったときは本当に嬉しかったですし、即攻で「まいまい」になる準備を始めました。

仲村悠菜(以下、仲村):私はオーディションで、実際の台本とは違うものを演じたんですけど、全く手応えがなくて(笑)。でも後で監督から「入ってきた瞬間に清水菜々香だと思った」と言っていただけたのが嬉しくて、「そのままでやろう」と決めて挑みました。現役アイドルでこの役に挑戦する人は少ないんじゃないかなと思いましたが、結果的に乗り越えて表現できたので良かったです。

仲村悠菜

今村美月(以下、今村):私も元アイドルなのですが、卒業して広島から上京してきたタイミングでこのオーディションを受けました。7年間のアイドル経験を活かしつつ、次のステップに進める機会はなかなかないなと。役柄もグループのリーダーということで、以前キャプテンをしていた自分と親和性があって面白かったです。“映画”でありながら、ちゃんとひとつの“アイドルグループ”を作れたなという手応えがあります。

小川未祐(以下、小川):私は6年前に深田監督の『よこがお』という作品に参加させていただいて、ずっとまたご一緒したいと思っていたので、その喜びが一番大きかったです。私自身、今は役者をやりながら音楽もやっているので、この役は絶対に掴みたいなと思っていました。

桜ひなの(以下、桜):私は「台本間違えちゃうかも」とすごく緊張していて。実際オーディションで間違えちゃったんです(笑)。でも「アイドルモードで乗り切ろう!」と決めて、間違えてもアイドルっぽく振る舞ったら、審査員の方々がニコニコしてくださって。後から聞いたんですけど、実際に私のライブ(TIFFのアイドルフェス)を観に来て決めてくださったらしいんです。「アイドル力を求められているのかもしれない」と思って、自分なりのアイドル像を姫奈ちゃんに叩き込みました。

ーー齊藤さんや今村さんは元トップアイドル、仲村さんや桜さんは現役アイドルですが、劇中のハッピー☆ファンファーレとしてパフォーマンスする上で意識したことはありますか?

齊藤:私と真衣(まいまい)は別物なので、「日向坂46の齊藤京子感」を全く彷彿とさせないものを作りたいと思っていました。アイドル時代にやったことのない髪型にしたり、この映画で初めて髪を染めたり。ハッピー☆ファンファーレの一員としてなりきりました。

仲村:私が演じる菜々香ちゃんは、最初のほうはそんなに歌もダンスも頑張っていなかったと思うんです。だから物語が変わるきっかけのシーンまでは、自分が普段ライブで持っている意識とはまた違う感じでパフォーマンスすることを意識しました。

今村:私はリーダー役なので、美波ちゃんはステージ外でも自分を律して、自己管理もすごいだろうなとイメージしていました。だからライブシーンの撮影日は、どれだけ朝が早くても絶対に朝お風呂に浸かってから行くっていう、彼女がやりそうなことを想像して勝手にルーティーンにしていました(笑)。

小川未祐

小川:ダンスはずっとやってきたのでジャンルは違えど楽しかったです。ただアイドルの楽曲ってキーがすごく高いんですよ! 地声が低いのでそこは頑張りました。梨紗はクールな役なので、自分の声を活かした歌い方や表情を意識しましたね。

桜:姫奈ちゃんと自分は重なる部分が多いんですけど、撮影以外の時間にメンバーやメイクさんにどんどん絡んでいきました。現場に馴染むことが一番姫奈ちゃんっぽいかなって。

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